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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

柔軟かつ自由な発想で
庭木の悩みを一気に解決

 

こだわりは自然風景的な空間づくり

 
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水野 若くして庭師の修業の道に進まれ、大変なことも多かったのではないですか。
 
江藤 おっしゃる通りで、1年目はとにかく覚えることばかりでしたし、高校時代にバスケットボールで培った筋肉はまったく役に立たなくて(笑)。慣れるまでは本当にきつかったですね。でも、2年目からはいろいろなことを難なく吸収できるようになりました。それも社長が入社当初からいろいろな現場を経験させてくれたおかげだと思っています。
 
水野 素敵な上司に恵まれましたね。たとえ失敗しても経験を積むことで学べることってたくさんありますから。そういう機会を与えてくれる人のもとで働けたのはありがたいですよね。独立を意識されたのはいつ頃でしょう。
 
江藤 入社2年目から考え出し、3年が経った頃に決心しました。ただ、辞めてから1年間はアルバイトをしながら、造園会社に「仕事ないですか」と、飛び込み営業をする日々でした。
 
水野 すごい行動力! それにしても、ホームページを拝見すると事業内容が幅広くて驚きましたよ。樹木のお手入れ、剪定、植木、伐採、施肥、薬剤散布、花壇づくり、芝の手入れ、造園など植物に関わることはほとんどお任せできるんですね。
 
江藤 はい。前の会社は、個人邸とマンションがメインだったものの、いろいろな職人さんの手伝いをさせてもらう中で、昔ながらの庭の剪定やメンテナンスもしっかりと身に付けることができました。さらに、新しいスタイルの庭の提案から施工まで、自由にやらせてもらえたことは、間違いなく今につながっていますね。心から感謝の気持ちでいっぱいです。
 
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水野 庭をつくる際のこだわりや理想としているスタイルがあれば、ぜひ教えてください。
 
江藤 いかにも“庭”というような日本庭園より、自然風景的な空間づくりが得意ですね。近年は、流通しているお花や植物の種類も以前より圧倒的に増えて自由度も格段に広がりました。実は、気温が上がったことで、在来種の植物が日本の気候に合わなくなってきているんです。ですから、南米や熱帯系の海外植物も多く入ってきていますね。
 
水野 確かにお花屋さんに行くと見たことがないようなお花が増えてきたなと実感しますよ。
 
江藤 私たちもどんどん入ってくる新しい植物を覚えつつ、気象学や土壌学も合わせて試しながら、日々学んでいます。