
インタビュアー 濱中治(野球解説者)
三好 はい、弊社のコンセプトは「販売からサービスの一本化」です。もともと私はヤナセで整備士として働いていました。当時、メカニックとセールスの担当者が違うがために、修理のご依頼から納品までに時間がかかってしまう状況を目の当たりにして、どうにかできないかと考えていまして。だったら、メカニックがわかる者がセールスまで手がければいいのではないかと思い、独立して弊社を立ち上げるに至ったんです。
濱中 なるほど、整備士の方であれば自動車の性能についても理解していますから、お話するうえでもスムーズですよね。
三好 そうなんです。それによって時間ロスを省くことができ、多忙な経営者やビジネスパーソンにも寄り添ったサービスが提供できます。それに、車は販売して終わりではなく、大事なのはアフターサービス。購入後も安心して乗っていただける体制が整っていることが重要だと思っています。なので、弊社の従業員は全員国家資格を持つ整備士なんです。整備士が販売までを兼任する「セールスメカニック」として動くことで、スピーディに対応できています。
濱中 セールスメカニックというのは新しい形ですよね。
三好 業界のなかでも珍しいと思います。私たちがフォーカスしているのは、いかに売るかではなく、いかにお客様に満足していただくか。業界の常識にとらわれることなく、顧客満足を追求していきたいですね。

三好 はい。それに伴い、従業員たちには整備士の仕事に対して誇りを持ってもらいたいと思っています。実はこの業界、給料の安さから離職してしまう人が非常に多いんです。だからこそ、業界として底上げも図っていきたいという思いから、人材紹介会社も立ち上げました。
濱中 お客さんはもちろんのこと、従業員の方々も大切にしたいという気持ちが伝わってきますね。
三好 ありがとうございます。整備士としてのプライド、やりがいを感じてもらえるよう入社してくれる方たちを大事にしつつ、お客様も守っていきたいですね。
「仕事を楽しむ」とは‥
お客様から「ありがとう」という言葉をいただくことが、仕事の励みです。そのためには、技術はもちろん、言葉遣いや接客態度が重要。お客様に喜んでいただくためだと思うと、日々努力することも楽しいですね。
(三好宏)