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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

職人の手作業だから叶う 防衛庁が認める塗装品質
合資会社松下工業所 代表社員 松下英敬

 
プロフィール (まつした ひでひろ)神奈川県出身。2018年に、祖母の代から続く(資)松下工業所の3代目代表社員に就任。優れた塗装技術は、防衛庁や空港など厳格な基準を設けられた仕事でも高く評価されている。この強みをさらに広く発揮すべく、近年は住宅設備や家電など、より身近な分野への進出も計画。仕事の環境や仕組みの改革も積極的に行い、業界では困難とされる品質と納期の両立やスムーズな若手教育も実現した。【ホームページ
 
 
 
自衛隊が使用する航空機や船舶の塗装も手がける、合資会社松下工業所。2021年で創業78年という長い歴史の中で培った高い技術を、最大33工程の中に注ぎ込み、0.05mm単位の繊細な塗装を実現する――。と聞くと、いかにも堅い印象を持つだろう。しかし実際は、従業員の半数以上が女性で、職場の雰囲気も非常に活発だ。家電を迷彩柄に塗装するなど、ユニークな挑戦も行っている。その先頭に立つ松下英敬代表社員に話を聞いた。
 
 
 

防衛庁ご用達の約80年の歴史ある塗装会社

 
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インタビュアー 鎮西寿々歌(タレント)
鎮西 塗装を手がける合資会社松下工業所さんは、今年2021年で創業78年を迎えたそうですね。80年近い歴史をお持ちでありながら、事務所の雰囲気はカフェのようにオシャレでびっくりしました。
 
松下 ありがとうございます。弊社は祖母の代から続く伝統ある部品塗装の会社で、私で3代目です。川崎を拠点とする町工場ながら、品質は大手企業の基準を心がけていまして、厳格な基準が設けられている防衛庁のお仕事も担当させていただいております。「技術こそが正義」という思いを先達からしっかりと受け継ぎ、新しい挑戦にも取り組んでいきたいと考えているんですよ。
 
鎮西 伝統と革新が融合した社風は、先ほどお邪魔したときにも感じました。従業員の皆さんがにこやかに私を受け入れてくださって、その中心にいる松下代表は、なんだかエネルギーが溢れているように見えます(笑)。ちなみに、防衛庁のお仕事とはどんな内容なのでしょうか?
 
松下 航空機や船舶などの塗装ですね。航空機では急激に変化する気圧や気温、船舶では潮風や海水と、それぞれ苛酷な環境に耐える精密な塗装を施します。また、それらの技術を活かして、空港のアンテナ機器や管制塔の制御盤といった、インフラ系の塗装も手がけていますよ。
 
 
 
 

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