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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

職人魂を込めて設計する
使い勝手の良い配管

 

使い勝手の良さに配慮した配管設計

 
駒田 配管にも、業種や工場によっていろいろと違いがあると思います。三和エンジニアリングさんでは、主にどんな工場を得意としているのでしょうか。
 
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永井 私たちが得意としているのはプラントの配管です。その中でも特に、石油プラントで多くの実績があります。
 
駒田 工業インフラに関わる大切な仕事ですね。やりがいも大きいことでしょう。
 
永井 そうですね。ただ、玩具なら「楽しかった」という子どもたちの声を聞いたり、遊ぶ姿を目にしたりできますが、配管だと実際に使っている人の様子を見ることができないんです。それでも、私たちが作成した図面をもとに、何百人、何千人という人が工事を行い、配管が完成するわけですから、「大きな仕事をしているな」という実感は得られますね。
 
駒田 スケールの大きな仕事で世の中に貢献できること。それが配管設計の醍醐味なんですね。ところで、配管にも使い勝手の良し悪しがあるものなんでしょうか?
 
永井 良い設計、悪い設計はありますね。良い設計の条件として、主に3つ挙げられます。まず、配管で流す製品や原料の性質やルールに合わせてスムーズに流れるようにすることです。鉄の配管は製品の温度や太陽熱などで伸縮します。そこまで考慮した設計を行わなければ、配管が壊れたり、内部で詰まりが生じたりするんです。そこで私たちは解析ソフトを使用し、配管の伸縮までしっかりと計算した設計を行っています。2つ目は工場で働く人への配慮です。工場内の動線上にパイプが通っていたら作業効率が落ちますし、安全面の問題も生じます。だから現場の動きを阻害しないような設計が求められるんですよ。
 
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駒田 自動車のエンジンと同じだな! エンジンも熱による膨張を計算して設計しているといいますよね。もちろん、エンジンと配管ではスケールが違うでしょうけれど(笑)。
 
永井 でも理屈は同じですよ(笑)。そして最後の3つ目は、建設、補修工事など、次にその配管を工事する人が安全にスムーズに作業できるような設計図をつくることです。設計の仕事は、つい自己満足に走りがちなところがあります。しかしそうではなく、配管に関わる人たちのことまで考えて設計することが大事だと思いますね。
 
駒田 なるほどなぁ。設計に対する姿勢から、永井社長の設計者としての誇りが伝わってきます。
 
 
 
 

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