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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

第2の人生を支援!
新風を運ぶ運送会社

 

スランプを救ったのは父の勇姿

 
 御社は、加藤社長が一代で築いた会社だとうかがっています。
 
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加藤廣志代表取締役社長(右)
加藤(廣) 従業員は私一人、白トラック1台からのスタートでした。この仕事が好きで楽しく働いているうち、気が付けば系列会社を含め、100台のトラックを保有する規模にまで成長していたんです。お客様に恵まれたのが大きかったですね。
 
 一代でここまで会社を大きくするというのは、そうできることではないですよ。加藤社長の手腕が感じられます。大志さんはいつ頃入社されたのですか?
 
加藤(大) 現役引退後、2010年に入社し、営業回りをする上司について行くところから始めました。プライドは捨てたつもりでいたものの、やはり切り替えは難しかったですね。社長の息子なのに、運送の「う」の字もわからない自分の無力さに呆然とし、これまでとまったく違う世界にも馴染めず、出社するのが憂うつな時期が続きました。「父のあとを継ぐ」という細い1本の線だけを頼りに、何とか乗り越えてきたんです。その後、取引先の企業に出向したのが転機となりました。視野が広がり、考え方も変わったんですよ。実は、元プロサッカー選手という経歴をビジネスに持ち込みたくなくて、ずっと伏せてきたんです。でも、「それで会社をアピールできるなら良いじゃないか」と思えるようになりました。 
 
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 頑なだった思いが吹っ切れたきっかけは何だったのでしょう?
 
加藤(大) 父の決断力を目の当たりにしたことですね。出向を終えて戻ってくると、経営は苦しい時期を迎えていました。会社の存続すら危ういような状況で、大手取引先を相手に大勝負をかける父の姿を見てハッとしたんです。「現役時代は、常に自分で決断しながらプレーしてきたはずなのに、会社に来てからはどうだろう?」「何を決断するでもなく、さまよっているだけじゃないか」と。仕事もサッカーと同じで、自分で決めて自分で走らないといけないんだと、そこでようやく気が付きました。そういった心境の変化があって、立ち上げたのがスポーツ事業部です。
 
 加藤社長の背中から学び、新たな一歩を踏み出したわけですね。運送とスポーツと言うと、あまり関係がないように思えます。スポーツ事業部では一体どのような取り組みをしているのですか?
 
加藤(大) 運送業界ではドライバー不足が深刻な問題となっていまして。仕事はたくさんあるので、いかにして若くて良い人材を確保するかというのが課題でした。そこで、思いついたのが、スポーツ選手のセカンドキャリアです。私自身、引退してから思い悩むことが多かったので、同じ境遇の選手たちの受け皿になれればと思ったんです。
 
 
 
 

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