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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

AIとITで料理を化学
食ノロジーで飲食が進化

 

世界的企業を経て、家業の看板で新たな挑戦

 
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石黒 ITやAIを料理に活かすという斬新な発想をされた住澤代表のご経歴にも興味があります。
 
住澤 実家は48年続いた飲食店で、メルヘンという看板で最盛期には地元・宮崎市内で20店舗展開していたんですよ。ただ、私は跡を継ぐ気持ちはなく、世界的ソフトウェア会社で働きました。当時は社員数1000人弱と、まだベンチャー企業程度の規模でした。カリスマとして知られる創業者からチームに向けて、「君たちは歴史の教科書に載るような仕事をしたんだから誇りを持ちなさい」と言われたことは、今でも覚えています。
 
石黒 そんな中で、なぜ起業しようと思ったのですか?
 
住澤 メルヘンを経営していた伯母から、「看板だけしかないが継いでくれないか」と連絡があったんです。私の両親はすでに他界し、伯母も80歳と高齢で、看板を残したい気持ちが強かったのでしょう。また、伯母は私に分子ガストロミーを教えてくれた存在でもありましたし、「伯母が言うのなら『メルヘン』の看板で、自分のやりたいことをやろう」と思ったんです。
 
石黒 失礼ながら、80代の方が分子ガストロミーを知っていたのも驚きです! すごく先進的な方なんですね。
 
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住澤 「海外で働いているのに知らないのか」と笑われましたよ(笑)。若い頃から自由にさせてもらったぶん、伯母が元気なうちに新生メルヘンを形にしたいと思っています。
 
石黒 メルヘンブランドに対する住澤代表の温かい思いが伝わってきますね。そんな住澤代表が仕事で大事にしていることは何ですか?
 
住澤 「人」ですね。私は将来的に、道の駅やセレクトショップのような場をつくりたいと考えています。ブランド野菜等ではなく、まだ光の当たっていない隠れた生産者さんにお声がけして、おいしいもの、良いものが集まり、そこから新しい取り組みが誕生するような場をつくりたいんです。また、AIシステム開発面でも現在はAI推進企業や専門学校などとスクラム開発しています。そういった面でも人とのご縁を大事にしていきたいですね。
 
石黒 今は食材にこだわる方が多いので、「良いものが集まる場」ができると人気が出そうですね。また、「本当に良いものを選びたい」というこだわりが強い人ほど、AIによるヒントは助けになるんじゃないかとも感じます。本日はとても興味深い話をありがとうございました!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
人との出会いや、商品開発といった、人生の“宝探し”はワクワクしますし、仕事の楽しみですね。
(住澤大介)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 メルヘングループ合同会社
■ 本社 東京都渋谷区
■ 事業内容 飲食ブランディング・コンサルティング/食品の生産・販売/AI技術サービス
■ 設立 令和2年7月
■ 従業員数 5名(外部協力含む)
■ ホームページ https://marchen.group
 
 
 
 

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