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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

公共インフラを守りたい
非破壊検査で未来を築く

 

高品質の非破壊検査を低価格で提供

 
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狩野 福井社長が、非破壊検査のプロとして独立するまでの歩みにますます興味が湧いてきました。ぜひ、これまでの道のりを教えていただけますか。
 
福井 私は信用金庫の仕事で社会人としてのスタートを切りました。それから転職して司法書士事務所に勤めたんです。その次は都市ガス営業会社の営業を17年間続けたことで、対人能力を磨きました。非破壊検査との出合いは、この事業を手がけていた私の叔母から「営業担当が足りない」と誘われたことでした。叔母の会社は東京にあったので、私は家族を神戸に残して1年間の約束で単身赴任することにしたんです。
 
狩野 福井社長は人当たりがよく明るい印象ですから、東京で人脈も広がったのでは?
 
福井 ええ。東京では、お付き合いのある会社の担当者さんはもちろん、さまざまな業種のセミナー・勉強会に参加してアフターで飲んでばかりいましたね(笑)。そうして広げてきた人脈が、神戸に戻ってからも大きな武器になっているのは確かです。
 
狩野 充実した日々を送っていた福井社長が、起業を決断したのはなぜなんですか?
 
福井 それは、仕事をする中で公共インフラの維持管理対する不安が日々募ってきたからです。例えば道路のトンネルや橋梁は5年に一度のペースで点検し、不具合があれば補修することになっています。しかし、実際には不具合が見つかっても補修しない事例もあるんです。
 
狩野 えっ!? それはなぜ?
 
福井 率直に言って、人材と予算不足の問題だと思います。これはトンネルや橋梁だけに限りません。上下水道など他の公共インフラも同様なんです。
 
狩野 福井社長は、そのような現状を変えるために独立を決意したわけですか。
 
福井 おっしゃるとおりです。私には子どもが3人いまして、3人が暮らす未来の安心・安全を築くには今、動く必要があると思ったんです。では、どうすればいいか。高品質の非破壊検査を低価格でご提供し、点検にかかるコストを削減すれば、残った予算で補修工事ができますよね。この目的を果たすために弊社を創業したのが今年、2020年4月のことでした。
 
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狩野 創業にはそういう経緯があったんですか。公共インフラの維持には、難しい問題が山積みになっているようですね。
 
福井 そうなんですよ。例えば以前、私は下水道の調査に入ったことがありました。そうした現場に行ってみると、同行する現場スタッフの3人に1人は外国の方なんですよ。それで気付いたのは、日本語がつたない外国の方でも簡単に操作できる調査機器を開発することの必要性でした。そこで弊社では、非破壊検査事業のほかに、AIやITを駆使した新しい検査機器の開発にも力を入れているんです。
 
 
 
 

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