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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

賃貸併用住宅を提供し
将来不安の解消に貢献

 

バブル崩壊後の会社再建に尽力

 
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駒田 私が仕事をご一緒させていただいた当時はバブル景気の真っただ中で、不動産業界もかなり勢いのあった時代でしたね。
 
佐藤 ええ、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでしたね。しかし、それから数年で大きな変化が起きました。その発端が、国による規制だったんです。マイホームの販売価格を抑えるために、リゾートや投機目的など、住居用途以外でつくられる物件を規制するようにと、国から不動産業界に通達が出されました。その結果、それまでの投資熱が一気に冷え切って、バブルが崩壊。いわゆる失われた20年と呼ばれる冬の時代が始まったわけです。
 
駒田 うーん、今にして思えば、国の施策としてもまずかったかもしれませんね。
 
佐藤 そうだと思います。一気に引き締め過ぎたために、不動産業界全体が回らなくなってしまいました。私の勤務先も民事再生の手続きに入り、グループ全体で400名いた社員も100名にまで減少してしまったんです。
 
駒田 佐藤社長ご自身はその先の進路をどうなさったんでしょう。当時は入社数年目とキャリアも浅いので、再出発もしやすかったのではないですか?
 
佐藤 私はそのまま会社に残りました。会社を辞めるとしても、自分を信じて不動産を購入してくださったお客様に、きちんと責任を果たしてからが筋だろうと考えたんです。辞めていった社員300名が担当していたお客様もフォローしなければならず、正直どこまでできるのかはわかりませんでした。でも、残った100名の仲間たちと力を合わせて、会社再建へと舵を取ったんです。
 
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駒田 その真摯な姿勢は素晴らしい! 入社数年目でそこまで責任感を持てるところに、佐藤社長の人柄が感じられますね。
 
佐藤 ありがとうございます。時には「計画的に倒産させたんじゃないのか!」とお客様に叱られることもありました。それでも、逃げ出そうと考えたことはありませんね。
 
駒田 苦しい状況の中でも、背中を向けて逃げることなく耐え抜いたわけですね。再建は順調に進んだのでしょうか?
 
佐藤 その後、債権者の方々とは40%を弁済する条件で和議を結んでおり、1997年にその満額をご返金することができました。民事再生から、実に7年の歳月が経っていましたね。そして、返済が終わった時、私の中でも一つの区切りがついたような気持ちになったんです。
 
 
 
 

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