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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

小規模の強みを生かし
本当に必要な乳児保育を

 

乳児期は生きる基礎を学ぶ大切な期間

 
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“おうち”のような居心地のいい保育室
水野 お二人で始められた保育室。神村代表がどうしてもやりたかった理想の保育とはどのようなものか興味深いです。
 
神村 保育園児も幼稚園児も「乳幼児」と一括りに呼ばれがちですが、そもそも「保育園」と「幼稚園」の役割は違うし、保育園の中でも「乳児保育」と「幼児保育」は違うと考えています。
 
水野 よく3歳までに性格や人格が形成されるといいますよね。
 
神村 だからこそ乳児期をどのように過ごすかがとても重要だと思っています。保育園という初めて飛び込む社会で、乳児はたくさんのことを学びます。生きていくための基礎を全身全霊で吸収していくんです。何気ない遊びの中でも人間関係をちゃんと学んでいるんですよ。
 
長田 例えば、自分が遊んでいたおもちゃを他の子が取ったとします。何事もなかったように違うおもちゃを探す子もいれば、泣き出す子、取り返そうと追いかける子など、子どもによって反応はいろいろです。その反応を見た、取った方の子の反応もいろいろ。その経験が大事なんです。
 
水野 確かにそういう場合、保育士が間に入ってその場を収めるという光景がありふれている気がします。
 
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神村 でも、乳児もきちんと考えて行動する力を持っていますし、そういう力をつけてあげることが私たちの役目だと思うんです。大人の感覚や都合で、子ども自身の意思を決めてしまわないように日々心がけています。人格形成に最も重要なこの乳児期を、“あそび”を通して大事に見ていきたいと考えています。
 
長田 乳児の可能性を広げるために、私たちは“見る”保育を心がけています。保育士が常に相手をして遊んであげるのではなく、子ども自身がどう遊ぶのかを興味深く見守り、必要があれば手助けする。特別な何かをしなくても最適な環境をつくってあげれば、心と身体は自然に成長します。その環境で最も重要な事が、子どもたちの思いを見逃さない大人の“見る力”だと思っています。
 
水野 ただ単にトラブルが起きないように管理し、事態を収束させるわけではないと。個々の出来事にきめ細かく対応しながら、子どもたち一人ひとりの成長をサポートされているのですね。
 
 
 
 

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