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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客の心に寄り添った
温もりのある遺品整理

 

「ありがとう」の言葉で疲れも吹き飛ぶ

 
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タージン お仕事などでなかなか都合がつかないという方も多いでしょうから、喜ばれるでしょうね。スタッフさんの年齢層についてはいかがでしょう?
 
石田 弊社では20代後半から50代まで幅広い年代の男女、あらゆるスタッフがそろっています。若いスタッフはスピード感のある作業をし、人生経験が豊富なスタッフはご遺族に寄り添ったサポートを行うなど、それぞれの良さを活かしながら業務に取り組んでいます。また、弊社のあるスタッフは「やりがいのある仕事だから」と妹さんに紹介し、現在では兄妹で頑張ってくれているんですよ。
 
タージン 石田社長のお話から、スタッフさんたちがイキイキとお仕事されている様子が伝わってきます。ただ、やはり遺品整理には、相当な体力を使うイメージがありますね。
 
石田 確かにそうですね。エレベーターのないマンションを5階まで何度も上り下りしたり、エアコンがなかったり電気が止められている家で作業したり、中には大量の腐った食べ物が放置されたお部屋などのケースもあります。しかし、遺品整理の仕事とは、そのような環境に困っているお客様のSOSにお応えすることでもあるんですよ。遺品をきれいに片付けて、お客様から「ありがとう」、「助かったよ」という声をいただけると、私たちは一気に疲れが吹き飛ぶほど、やりがいを感じることができるんです。
 
タージン 充実したお仕事をなさっているんですね! これまでに経験したお仕事で、忘れられないエピソードはありますか?
 
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石田 以前、とある女性のお客様から遺品整理のご依頼をいただきました。詳しい話をお聞きすると、若い頃から不仲だったお父様が亡くなったそうで、高校を卒業してから何十年も連絡も取らずにいるということでした。ご本人は作業の立ち会いもしたくないと。そこで私は、お見積りの際に「これだけは残しておきたい品物はありますか」と確認したところ、「なんの思い入れもないので、遺品はすべて捨てて良い」というご返事だったんです。
 
タージン 悲しいことですが、お父様を心の底から嫌っていたのでしょうね。
 
石田 ええ。お見積りの時まではそうでした。ところが、遺品の整理を進めると押入れの片隅から段ボール箱が見つかりました。中を開けると、そのお客様が子どもの頃の写真や「大きくなったらパパと結婚する」と書いた手紙などがたくさん出てきたんですよ。これを見た私は「捨てるわけにいかない」と判断。「どうしても見ていただきたいものがあるので、ご実家まで来てください」とお客様に電話をかけ説得したんです。
 
 
 
 

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