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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人々に元気と笑顔を!
プロレスでできる社会貢献

 

ベイスターズの経営手法を活かす

 
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駒田 今年、2020年で選手歴24年というベテランレスラーの佐々木社長、団体の運営にあたって何を意識しているのかを教えてください。
 
佐々木 実は、ベイスターズのファン拡大手法を参考にしているんですよ。ベイスターズは近年、地域の方々を巻き込むイベントなどを展開して、ファンを増やしてきましたよね。
 
駒田 確かに、スタジアムの外にいる方々とも交流を深めて、街ぐるみでファンを増やしてきたと思います。それを佐々木社長も実施していると。
 
佐々木 はい。例えば地域の小学校に遠征しています。学校にリングを組ませてもらって、ヒーローショーのノリでプロレスを見ていただくんです。冒頭で悪者役のレスラーが、「この学校の給食うまいって聞いたぞー。お前らの給食を独り占めにしてやるよ!」といった感じに現れると、ヒーロー役のレスラーが「そんなことさせない!」と登場して試合が始まり、最終的にはもちろん、仲間と助け合ってヒーローが勝つというお話です。
 
駒田 それはおもしろそうだ。子どもたちも応援しがいがありそうです。
 
佐々木 最後に悪者が、「給食がおいしいっていうから食べてみたかったんだ。いじわるしてごめんね」と謝ると、ヒーローが「謝ってくれたら、もう友だちだよ。許してあげよう!」という展開になります。その後、教室で選手たちと一緒に給食を食べるんです。すると、子どもたちがすごく喜んでくれますね。ゴツいおっさんが戦ってる姿を見るだけでなく、「仲間を大事にしよう」とか「悪いことをしたらちゃんと謝る」「友だちが困ってるときは助けてあげよう」といった人として大切なことを、プロレスを通じて伝えていくんです。子どもたちが目の前でプロレス見る機会というのは少ないと思うので、こうしたイベントをおもしろいと感じてくれる子が一人でも増えたらたら嬉しいです。
 
glay-s1top.jpg 過激さを売りにした試合で人気を集めている
過激さを売りにした試合で人気を集めている
駒田 給食に関するストーリーのある試合を展開して、その後に選手たちと一緒に、給食を食べるわけだ。食べ物を残さず食べるといった、食育にもつながりそうな取り組みですね。
 
佐々木 あと、活動拠点の茅ヶ崎市に対する恩返しとして町おこしもしていきたいと思っていましてね。その一環で、江ノ島海岸で海の家を出店するなどの活動もしています。ムキムキのレスラーがパンツ1枚で客寄せをして、オーダーをとったり浮き輪やサマーベッドの貸し出しをしたりするんです。夏の終わりのお盆が近づいた時期に砂浜の上にリングを組んで、試合を無料で開催するイベントも実施していますよ。
 
駒田 いいですね! 私が監督をしていた四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスでは、町おこしも兼ねて選手が地域の空き家に住まわせてもらったり、畑仕事を手伝ったりしていたので、野球を中心に町が活気づいたような気がしました。佐々木社長たちレスラーが、神奈川県内で畑仕事をしてもらうなんて、いいかもしれないなぁ(笑)。
 
 
 
 

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