B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

鳶も溶接もお任せを!
多能工が建設業界を変革

 

惜しみない指導で鳶の基礎技術を教える

 
glay-s1top.jpg
内山 中村社長が、スタッフさんの待遇で特に意識しているのはどのような点でしょう。
 
中村 弊社は私が鳶になったきっかけでもあるチームワークを大切にし、若手にも丁寧な指導を徹底しています。惜しみなく技術を教え協力してくれるメンバーが増えれば、さらに大きな工事が受注できるようになりますよね。そうすれば、職人や弊社の成長、ひいては建設業界全体の発展にもつながるはずです。
 
内山 確かにそうですね。私は、ボクシングの指導でとにかく基礎を徹底的に教えます。というのも、基礎がしっかりしなければ応用を学ぶこともできませんからね。中村社長が、どのように指導をしていらっしゃるかも気になります。
 
中村 私も内山さんとまったく同じで、何よりも基礎の指導を徹底しています。基礎ができなければその先の技術を身に付けることはできないし、ボクシングも建設業も事故につながってしまいますよね。基礎があるからこそ自分や他人の命を守ることができるでしょうし、さらなる技術の向上にもつながると思っています。
 
内山 中村社長と意見が一致して私も嬉しいですよ! しかし、建設業界は人手不足で何かと大変でしょう。
 
glay-s1top.jpg
ベトナムまで採用面接に足を運び、技能実習生の採用も
中村 そうですね。この業界は20人の新人が入っても、1人か2人残ればいいほうだと思います。何しろ、朝は早いし、きつい、汚い、危険の3Kと呼ばれてしまう仕事です。でも、街にある建物はすべて職人が誇りをもって建てたもの。例えば、彼女とドライブ中に「あのビルは俺が建てたんだぜ」と自慢できるなんて、本当はかっこいいじゃないですか。私はこの業界がもっと注目され、職人を志す若い人が集まるようにするため、建設業のイメージを変えていきたいと考えているんですよ。また、弊社では社会保険を完備しているとはいえ、この業界はどうしても一定の年齢になると給料を上げることが難しくなってしまいます。私はこの点も、どうにかしたいと考えているところです。