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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

家族の思いに寄り添い
故人を偲ぶ遺品整理

 

感動の手紙を読み返しながら仕事に取り組む

 
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畑山 残念なことに年々増えている孤独死について、その実態を現場で見続けている伊藤代表は、どのような考えをお持ちでしょうか。
 
伊藤 孤独死や孤立死をする方は、ベビーブームの時代に生まれた70歳前後のお年寄りが多いんですよ。当店も、創業からわずか3年で数百件もの現場で作業をしてきました。そのたびに感じるのは、せめて隣に住んでいる方と声をかけ合うなど、最低限の交流があれば悲劇を防げたかもしれないということ。ですから、せめて私たちだけでも故人を偲びながら、ご家族の思いに寄り添ったサポートをご提供しようと決意を新たにしています。
 
畑山 その姿勢に救われたお客さんも多いと思いますよ。伊藤代表にとって、心に残るエピソードがあったらぜひお聞かせください。
 
伊藤 あるとき、マンションで一人暮らしをしていた40代の女性が熱中症でお亡くなりになりました。異臭に気付いた大家さんが発見したときには、もうご親族も正視できないほどひどい状態だったんです。特殊清掃と遺品整理のご依頼をいただいた私たちは、心労がひどいご両親を見てすぐ作業に着手しました。そして遺品を仕分けしていると、お母様から送られた娘さんを案じるお手紙がたくさん出てきたんですよ。
 
畑山 きっと、大切に保管してあったのでしょうね。
 
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伊藤 そうなんです。私がその手紙をお返しすると、お母様はその場で泣き崩れてしまいました。私にも、娘さんを亡くしたお母様の悲しみがひしひしと伝わってきたんです。そして作業を終えた数日後、お母様から感謝の手紙をいただきました。なんと便せんと封筒が、お母様が娘さんに送っていた手紙と同じものだったんですよ。それを見て、私もスタッフも「この仕事をして良かった」とあらためて実感しましたね。私は今もそのお手紙を読み返しながら、日々の仕事にまっさらな気持ちで取り組んでいるんです。
 
畑山 孤独死は悲しい出来事です。それでも現場をきれいにする作業は誰かがしなければなりません。伊藤代表はまだ39歳とお若いのに、素晴らしいお人柄です。これからも大勢の方に感謝されるお仕事を続けていただきたいですね。
 
伊藤 ありがとうございます。今後は私のほかにも現場を仕切れるスタッフを育成するなど努力を続け、ますます心を込めた作業ができるよう精進を重ねるつもりです!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
お客様から「ありがとう」という言葉をいただいたときです。どれだけ大変な現場であっても、その一言で「やって良かった」と思えますよ。
(伊藤輝夫)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 CLEAN ASSIST
■ 所在地 〒522-0041 滋賀県彦根市平田町970-5
■ 事業内容 遺品・生前整理/特殊清掃
■ 設立 平成29年9月
■ 従業員数 4名
■ 主な取引先 遺品整理協会/日本特殊清掃隊/中澤商事株式会社/みんなの遺品整理/祥規建設株式会社/KAIアンティーク/zehitomo/特殊清掃の窓口 他
■ ホームページ https://cl-assist.com
https://cl-assist.net
 
 
 
 

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