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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

“働く幸せ”をお手伝い働く人と企業の架け橋に
アローパーソナルサービス株式会社 専務取締役 麻生征雄

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 人材紹介サービスを展開するアローパーソナルサービス株式会社さんは今年、2018年5月設立の新しい会社とうかがいました。対象としている求職者に特徴があるそうですね?
 
麻生 はい。障がいのある方や保育・福祉関係の専門職の方、シルバー世代の方などが中心です。そうした社会から取り残されやすい、周りの協力が必要な弱い人々、働く能力と意欲を持ちながら就業機会に恵まれない人たちに、企業との適正なマッチングを行う。そうやって、働く人と企業との架け橋になりたいと思っております。
 
八木 今や人材不足の話題は見聞きしない日がないくらいですよね。障がいのある方や高齢者の活用が十分に進んでいないと聞いたことがあります。また、保育・福祉関係の仕事では、職を求めているのに働けない人がいると。
 
麻生 ええ。保育・福祉の仕事で言うと、保育士や看護師、ケアマネジャーなど高い専門性を持ちながら、結婚、出産・育児などで仕事を離れ、いろんな問題を抱えた未就業の方が多くいます。そのような復職を求める方に、現況での働きやすい環境を整え、働けるチャンスを提供したいと思っています。
 
八木 なるほど。医療や介護は人手が足りない分野の最たるものでしょうから、貴重な有資格者の再就職がうまくいっていないのは見過ごせない課題ですね。ところで、麻生専務はこれまで、貿易業など会社経営者として豊富な社会経験を積んでこられたと聞いています。なぜ今、人材紹介サービスを始めようと思われたのですか?
 
麻生 20年前に母が末期ガンを患い、仕事を辞め2年間つきっきりで介護したことがありました。それが大きな要因の一つになったと思います。また亡き母への四国八十八ヶ所を43日間での歩き遍路の旅も、自分をじっくり見つめ直す機会となり、私の価値観が変化したように思われます。今までの人生は自分一人の力で成し遂げたものじゃない、周囲に助けられ生かされているんだと強く気付かされて、それまでよりも人に対する思いやりの心を持てるようになった気がします。
 
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八木 周囲の人が置かれた状況を思いやることで、新しい目標が生まれたのでしょうか。困っている誰かを助けたい、と?
 
麻生 そうですね。何か自分にできることで人様のお役に立てればとの思いです。弊社を設立した動機は、そのような気持ちが根底にあったのだと思います。友人と新たに放課後デイサービスと介護サービスの「NPO法人暮らしステージ」を始めようと準備していた中で、現場で働く人たちを集める難しさがわかりました。それなら自分たちで人材供給できる体制を先に整えようと考えたのが弊社の始まりです。そして自分たち以外の企業に対しても求職者の橋渡しをしていこうと。