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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 地域密着で個人宅の修理・修繕などをされている「トウタク伊藤」さん。手がけている「ちょびRe!」というサービスは、お手軽なリフォームということですか?
 
佐藤 そうですね。ちょびRe!は“ちょびっとなリフォーム”を略したもので、主に壁に空いた穴の修復や水回りの補修などの作業を行っています。そのほかにも、高齢者向けにお庭の草むしりや生活用品の購入代行なども実施しております。また、従来のリフォーム会社は案件に応じた料金設定をしているところを、ちょびRe!では施工時間に合わせて料金を算出しているというのも特長です。
 
名高 大手では扱わないようなちょっとしたことでも、気軽に対応してもらえるというのは頼りになりますね。どのようにサービスを始められたんですか?
 
佐藤 ちょびRe! を始めるに当たっては、私がこれまで学んできたマーケティングや営業の経験をふまえて、やみくもに営業するのではなく正確な情報分析からサービスの対象を定めることにしました。そこで、東京都整備局が発表した火災危険地区マップというデータから、大規模火災の危険性が高く、高齢者の世帯が多い地域を割り出したんです。特にそうした地域にお住まいの高齢者の方々の手助けになれるよう、サービスをご提供することにしました。
 
名高 なるほど。データを活用して情報を分析することでニーズを明確にし、効果的にサービスを行えるようにしたわけですね。
 
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地域コミュニティーツールとしてちょびRe! の瓦版を発行している
佐藤 そうなんです。さらに、お客様に安心していただくために、お一人でお住まいの高齢者の方へのお声がけなどを行う「見守り福郎」という活動も発案し、警察の生活安全課および防犯係、さらに地域町内会にも届け出と説明を得て取り組んでいます。
 
名高 細やかなところまで気配りされていて、ご高齢のお客さんにとっては心強いでしょうね。
 
佐藤 ありがとうございます。ほかにも、ちょびRe!の姉妹事業として「ちょびっと」シリーズというものを展開しております。その1つで「ちょび越!(ちょびこし)」という軽トラック1台に載せられる分の荷物のみを取り扱う引っ越しサービスも発案しました。