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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

昇華プリントでウェア制作
フルオーダーで幅広く対応

 

納得のデザインができあがるまですり合わせ

 
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 そうすると、デザインの知識がなくても注文できるわけだ。それは安心ですね。僕、興味があって一時期ファッションデザイナーに師事していたことがあるんですよ。その時思ったのは、デザインって本当に難しいなぁってことでしたから。
 
佐藤 当社ではデザインが苦手、面倒とおっしゃるお客様や、チーム内で意見がまとまらないお客様の場合、あらかじめ用意されたサンプルやパーツを使ったり、「デザイナーお任せ」にしたりすることも可能です。デザイン案ができたら確認していただき、修正や変更のご要望をうかがって、それを反映する。そうして徐々にデザインを固めていきます。
 
 修正は何度でも可能なんですか?
 
佐藤 はい。どんな細かい要望やニーズにも対応しますよ。ジャージやTシャツ、タオルなども制作いたします。ユニフォームだと、完成までに100回くらいやりとりしたお客様もいらっしゃいましたね(笑)。それは稀なケースですが、こちらも妥協はいたしませんので、お客様が納得されるまで何度でも無料で修正に応じます。どのお客様も「いいユニフォームがつくりたい」と最初から真剣に考えてくださいますし、そうした本気さが伝わってきますので、こちらも全力で対応いたします。
 
 そこまでしてくれるなら、お客さんも信頼して御社に仕事を依頼できますね。サッカーが好きなもの同士が熱い思いでやり取りをして、デザインが決まればいよいよプリントとなるわけだ。
 
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佐藤 はい。プリント、裁断、縫製、梱包で完成です。以前はデータ制作までを当社が行い、後の工程は中国の工場に依頼していたんですが、2013年6月より自社で裁断の工程まで行うようになりました。
 
 それはすごいな。印刷機器って非常に高価だと聞きます。投資に見合ったメリットは得られるんですか。
 
佐藤 ええ。中国工場との取り引きは、コミュニケーションや約束事などの点でストレスが多いんですよ。その点、自社でまかなえば納品までの日数や品質を一貫してコントロールできますので、メリットは大きいです。縫製も国内の工場に依頼していますので、お客様へ安心感を提供するという意味においても、現在のフローにしたことは大正解でした。
 
 国内製造にしたことでコストが上がったとしても、品質が良ければお客さんは満足するものですよね。
 
佐藤 価格もそれほど高くはないんですよ。しかも、制作したデータは保存しておりますので、2度目の発注からはロットではなく1着単位で制作することも可能です。個性的なものが好まれる時代ですから、多品種小ロットのニーズに対応できるようにしています。