B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

障がいを個性ととらえて
“才能”を育てる支援

 

同じ目線で“その人らしさ”を一緒に育む

 
glay-s1top.jpg
宮本 私は会社時代に営業職に就いていました。ところが激務がたたり、2017年に体調不良となって退職することになったんです。その後、かつて音楽を学んだ経験を生かして歌唱指導の仕事をしていた際に、障がい福祉の仕事に詳しい方にお話をうかがう機会がありました。人を支える仕事をしたかった私は「これだ!」と思い、施設の開設を決めたんです。
 
荻原 宮本社長ご自身も、不調に悩んだご経験があったんですね。
 
宮本 はい。ひと昔前は、心身の不調は「気合で乗り切れ」なんて言われることも少なくなかったですよね。でも人間には、どうにもならない場合もあります。押し付けるのではなく、本人と同じ目線に立って考えなければいけません。
 
荻原 すごくわかります。私も膝を痛める大怪我をして、「このまま歩けなくなったらどうしよう」と不安で仕方がなかった時期があります。その不安を親に相談したら、「気合が足りない。丸太でも巻いておけば治る」と言われ、困ったことがありましたよ(笑)。ジョブタマさんでは、利用者さんに対してどのように接しておられますか。
 
宮本 同じ目線を心がけていますね。「やってあげる」という上から目線で接するのではなく、あくまでも対等な関係をつくろうと常に意識しています。
 
荻原 きっと、宮本社長はご自身やご主人の状況に向き合ってきたご経験があるからこそ、当事者の方々にも寄り添えるのだと思います。
 
glay-s1top.jpg
宮本 他方で、畑違いの業界から転職してきたからこそ、就労継続支援を客観的に捉えて意義を見出せるのかもしれませんね。障がい者の方々は「何もできない」と先入観を持たれがちですが、大違いです。さまざまな障がいを“個性”ととらえ、一人ひとりの目に見えない感情を細かく読み取りながら寄り添うことで、できることが増えたり、前向きになれたりします。そういう良い変化とともに新しい何かが生まれる、“卵”のような場所であることをジョブタマは目指しています。
 
荻原 ジョブタマは、利用者さんの個性を伸ばし新しい自分を発見することで笑顔になれる場所であり、地域の方々の希望を担う拠点でもあると感じました。事業所の運営を続けるには、宮本社長ご自身の健康も大切です。お互い、無理をせず頑張っていきましょう!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
やってみたいことに躊躇せず全力で挑むこと。仕事とプライベートもあえて分けずに、関わる人や物事一つひとつに丁寧に向き合うようにしています。すると自然と共感が生まれ、新しいことが始まり、ワクワクした気持ちが広がっていく――。この循環をずっと大切に続けていきたいですね。
(宮本さゆり)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社とわ/障がい者就労継続支援B型事業所ジョブタマ
■ 本社 〒319-0123 茨城県小美玉市羽鳥2491
■ 事業内容 障がい者就労継続支援B型事業所の運営
■ 設立 2019年4月
■ 従業員数 8名
■ ホームページ https://jobtama.lotus-towa.com/