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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

障がいを個性ととらえて “才能”を育てる支援
株式会社とわ/障がい者就労継続支援B型事業所ジョブタマ 代表取締役 宮本さゆり

 
プロフィール 茨城県出身。営業職に就いていたが、体調不良により退職。回復後に歌唱指導の仕事を始め、そこで出会った人物から、障がい者支援の仕事について知識を得る。2019年4月、就労継続支援B型事業所ジョブタマを開設した。古民家を改装した事業所で、障がいや難病を抱えていて一般就労が難しい人を対象に、利用者の個性を引き出すさまざまな作業を通じて能力向上をサポートしている。
 
 
 
茨城県の中央に位置する小美玉市にある、就労継続支援B型事業所ジョブタマ。ここでは、障がいや疾病により就労しづらい人たちが、アートや商品の制作・販売、野菜栽培などさまざまな作業に取り組むことで、工賃を得ながら自分の能力を高めている。定期イベントを通じて地域交流も経験できる、楽しい事業所だ。運営する株式会社とわの宮本さゆり代表取締役は、その人らしさが生まれる“卵”のような場所を目指していると語った。
 
 
 

アートを介して支援するB型事業所

 
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インタビュアー 荻原次晴 (スポーツキャスター)
荻原 茨城県小美玉市で就労継続支援B型事業所ジョブタマを運営されている、株式会社とわの宮本社長。明るい雰囲気の事業所で、過ごしやすそうですね。私も、パラスポーツに関わる仕事をしているので、障がいのある方々は身近な存在です。今日は、お話をうかがえることを楽しみにしてきました。
 
宮本 嬉しいです。実はここは、廃墟になっていた築70年の民家でした。知り合いの建設会社さんが親身に相談に乗ってくださって、しっかりとしたリノベーションを施し、使いやすい建物に生まれ変わらせましてね。敷地内には竹林もあるので、採れたてのタケノコを調理して、みんなでいただくこともあるんですよ。
 
荻原 素敵ですね。自然に囲まれて、気持ちの良い環境だと感じました。利用者の皆さんは、ここでどのような作業をされているのでしょうか。
 
宮本 一般的な事業所では商品を袋詰めにするような単純作業が中心ですが、当施設では、絵を描いたり、アクセサリーや竹細工などのハンドメイド作品をつくったりと、アート関係の活動がメインとなっています。マルシェや季節の祭りなど、地域の皆さんにも足を運んでいただけるようなイベントも多数開催しているんですよ。現在、約25名の方々が通ってくださっています。
 
荻原 アートですか! それは珍しい取り組みですね。とても興味深いです。