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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

子どもの輝きを引き出す
個性溢れる希望の学び舎

 

教員経験を活かした子どもの居場所づくり

 
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荻原 すごい! たとえ手間がかかっても「あったらいいな」をいろいろ盛り込んだ、こだわりの教室なんですね。そもそも根岸理事長は福祉業界は長いのですか?
 
根岸 以前は小・中学校の教員でした。大学卒業後から教育業界一筋で7年間勤めたんですよ。
 
荻原 えっ!? 学校の先生だったのですか! 人気の仕事ですし、独立起業しなくても良いのではと思ってしまいます(笑)。
 
根岸 そうですね(笑)。ですが学校現場では、周囲になじめずに孤立してしまう子どもの姿や保護者や先生自身も対応に苦しんでいる姿を見てきまして、その状況を「仕方ない」で終わらせたくなかったんですよ。失敗してもいい、普通にとらわれなくていい、学校に行きづらさを感じている子どもたちが安心して過ごせるような居場所が必要だと痛感しました。でも、教員が学校の外に出て直接支援する形は少なく、両立には時間や労力にも限界があります。「だったらつくっちゃえ」と、後先を考えずに一歩踏み出したんです(笑)。
 
荻原 もはや使命感ですね・・・。根岸理事長の信念が伝わってきますよ。運営ノウハウは、どうやって身に付けたんですか?
 
根岸 まずはボランティアとして不登校支援団体やフリースクールを回り、ニーズや実践を学びました。その中で「この形なら自分にもできる」と思えたものを少しずつ積み重ねて、今の形になっています。
 
荻原 私も4児を育てているので、子どもの悩みは尽きません。元教員の根岸理事長なら、実際の教育現場と福祉施設の現場の両方の経験と知識があり、親御さんも安心して相談できますね。
 
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根岸 子どもたちはもちろん、親御さんたちにも、一人で抱え込まずに、まずは気軽に相談に来てほしいですね。以前に、自宅で引きこもりになってしまったお子さんが、学園てぃーだで楽しそうにしていた時は、相談に来られた親御さんが“外”とつながることをとても大きな一歩だと感じて、涙を流しながら「来て良かった」「ホッとしました」と話されていました。
 
荻原 子どもが学校に通えなくなることでフルタイムで会社勤務ができなくなり、お仕事を辞めたり、時短にせざるを得なかったりする親御さんも多いと聞きます。フリースクールは、そんなご家庭を救う砦でもあるんですね。
 
根岸 学校とも家庭とも違う、安心して過ごせる第三の場所。社会とつながり直すきっかけの場でありたいです。