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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

造園から衣食住まで スローリビングの提案を
SOIL GARDEN 代表 戸髙剛誌

 
プロフィール ファッション系の学校を卒業後、繊維の卸業者で約10年間、生地の企画・営業に携わる。独立後はインテリア分野へと活動の幅を広げ、2017年に山梨県へ移住。2019年にかねてより関心のあった造園工事を開始する。その後、2023年よりSOIL GARDENを開業し、本格的に造園業をスタートした。現在はスローリビングをテーマとしたサービスを提供している。
 
 
 
山梨県甲府市で造園業を営むSOIL GARDEN(ソイルガーデン)。代表の戸髙剛誌氏は、ファッション業界からキャリアをスタートさせた異色の経歴の持ち主だ。人々の暮らしを支える衣食住に関わりたいという思いから、ファッション、飲食、インテリアと幅広い分野で経験を重ねてきたという。植栽や造園事業のみならず、地域と連携した活動を通じて、丁寧で穏やかな暮らし方「スローリビング」を提案したいと語る戸髙代表に、仕事にかける思いを聞いた。
 
 
 

ファッション業界から造園業へ転身

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 本日は山梨県甲府市にて造園業を営むSOIL GARDENの戸髙代表にお話をうかがいます。以前は、現在と全く異なるお仕事をなさっていたそうですね。
 
戸髙 そうなんです。もともとはファッションデザイナーに憧れていまして。ファッション関連の学校を卒業後はテキスタイル、つまり生地や織物の企画や卸売のエージェントとして働いていました。
 
宮地 造園とはかなり遠い世界ですよね。どのような経緯でこのお仕事に関わることになったのでしょうか。
 
戸髙 当時の仕事を通じて、いわゆる北欧インテリアに出合ったことが大きな転機でしたね。日本で一般的に紹介される北欧インテリアの分野では、家具だけでなく、部屋の空間や料理などを含めたライフスタイル全般、いわば暮らしそのものを提案している点に惹かれたんです。そこで、意気投合した海外の方とインテリアの販売と飲食を組み合わせた店舗を立ち上げ、「スローリビング」という「時間をかけてプロセスを楽しむライフスタイル」の発信に挑戦したんです。
 
宮地 衣食住をまとめて提案する取り組みだったんですね。
 
戸髙 そうなんです。ただ、スタートしたのが2019年の秋頃で、運悪くコロナ禍による社会情勢の変化もあり、その事業は一度区切りをつけることになりました。そこで、以前から興味のあった造園業に取り組み始めたんです。造園は衣食住の住の部分に関わりますから、私が元来やりたかったことの一つでもあったんですよ。
 
宮地 なるほど。遠いようでいてつながっているわけですね。戸髙代表の取り組みについて、非常に興味が湧いてきました!