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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

大切な品物を再利用する
不要品回収・リユース業

 

採算度外視で始まった出張買取サービス

 
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石黒 そもそもなぜ出張買取サービスの事業を始めようと思われたのでしょうか。
 
椎名 もともと私は、弊社の代表取締役副社長を務める小西貴文と共に、ファイナンシャルプランナーとしてのサービスを手がけていたんです。そこに、リサイクルショップでの勤務や運営経験が豊富な吉田がスタッフとして加わったことで、彼の経験を活かせば一つの事業として成立するのではないかと考え、スタートすることにしました。
 
石黒 兼ねてより吉田さんが得意としていた分野だったんですね。吉田さんと椎名社長はどのようなご縁で出会われたんですか?
 
吉田 椎名と小西、そして私の三人は、実は以前からフットサル仲間だったんですよ。私が「いつかは自分自身で事業を手がけてみたい」と話していたところ、「それなら、うちの会社の一事業としてやってみたら?」と二人に声をかけてもらったのが転機でした。
 
石黒 スポーツで共に汗を流した仲だと、お互いに人柄がわかったうえで一緒に仕事ができる安心感がありますよね。私もゴルフが好きなので、初対面の方とも一日一緒にラウンドすると、その方の考え方や人となりが見えてきますよ(笑)。
 
吉田 椎名と小西が誠実な人柄だということはよくわかっていましたし、一緒に仕事ができたら嬉しいなと思っていました。ただ、当時の私は大手買取専門店で働いていて、「いかに会社の利益を上げるか」という視点で仕事をしていたんです。一方、二人が大切にしていたのは「お客様を幸せにすること」でした。最初は真逆の考え方だと感じましたね。
 
椎名 吉田は大手企業での経験が長く、効率的で利益につながる提案をしてくれました。しかし、私たちの会社は「一人ひとりの人生に寄り添うライフサポーターであること」を軸にしています。ですから吉田には、弊社の利益よりもお客様の利益を優先するようにと方針を示したんです。
 
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チーフバイヤーを務める吉田祐介氏
吉田 正直なところ、そのような方針で本当に会社として続けていけるのかと半信半疑でしたね(笑)。それくらい、椎名からはまるで採算度外視に見えるような案が次々に出てきたんです。前職では店舗の売り上げ管理もしていましたから、これでは経営に影響が出るのではないかと心配でした。でも、実際にお客様が心から喜んでくださる姿を目の当たりにして、私の不安は一気に消えましたね。その後は、私も「どうすればお客様が喜んでくれるか」を第一に考えるようになっていきました。
 
石黒 まさに“椎名イズム”に染まっていったわけですね。
 
椎名 そうかもしれませんね(笑)。その姿勢を続けてきた結果、リピーターの方やご紹介によるご依頼が増え、事業としても安定してきました。目の前の方に誠実に向き合うことが、結果的に今につながっていると感じています。