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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

個々の症状にアプローチ 患者に寄り添う接骨院
いいろ接骨院 院長 鮫島拓郎

 
プロフィール 奈良県出身。高校時代に経験したバイクの事故により、膝にしばらく後遺症が残る。その頃、リハビリを担当してくれた理学療法士の姿を見て、自らも人を励まして支える職業に就きたいと考え始める。その後、専門学校に進学し、柔道整復師の国家資格を取得。他院で院長を務めた後、2025年10月に「いいろ接骨院」を開院した。個々の症状を見極めた最適な施術を、明るい空間で提供している。
 
 
 
体の不調を感じても、「どこに相談すればいいのかわからない」と迷う人は多い。実は、病院だけではなく、接骨院にも幅広い症状への対応力がある。兵庫県神戸市に施術院を構える「いいろ接骨院」は、鮫島拓郎院長自らが怪我で苦しみ、克服した経験に基づき、患者の気持ちに深く寄り添う施術を行っている。これまでの人生も含めて、野球解説者の今岡真訪氏が鮫島院長に話をうかがった。
 
 
 

「こんなことも相談できる」幅広い施術対応

 
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インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
今岡 神戸市長田区で、「いいろ接骨院」を営まれている鮫島院長。どのような施術を行っているのでしょうか。
 
鮫島 特に分野を絞ることなく、患者様の症状に合わせて最適なアプローチを見極め、施術を行っています。というのも、当院に来られる方は相談内容がさまざまで、肩こりや腰痛といったよく見られる症状以外に、人工関節の不具合などを訴える方もいらっしゃるんですよ。
 
今岡 人工関節ですか。それは専門的ですね。どんな方法でサポートされるんですか?
 
鮫島 その方は人工関節の影響で足が弱くなり、ぐらついたりすることで悩んでおられました。私は体のバランス面を鍛えることが大事と考え、バランスボールを使う運動を取り入れて施術を進めていったんです。
 
今岡 手技やストレッチによる施術だけでなく、バランスボールを使うこともあるんですね。いろんなアプローチで効果を高めていくわけだ。
 
鮫島 体の悩みを解消して元の生活に戻れるようにすることが目標なので、お互いの考え方を話し合うセッションを重ねながら、方向性を決めていきます。
 
今岡 そうやって、一人ひとりにじっくりと向き合ってくださるんですね。