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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

挑戦する心を大切にする
介護・福祉のNPO法人

 

多様な事業で地域の暮らしを支える

 
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タージン あらためて、それぞれの事業所の具体的な事業内容を教えてください。
 
 障害福祉事業では、就労移行支援と就労継続支援A型・B型の5つの事業所を展開しています。入浴介助などの生活介護がある事業所もあり、複合的なサポートが可能です。また、レクリエーションや季節ごとの行事なども度々開催しており、利用者様に居心地の良さを感じていただけるよう工夫をしております。そのうえで、ものづくりや軽作業を通じて、働く喜びを感じてもらうことも目的としているんです。
 
タージン 利用者さんの働く力を育てるだけでなく、居心地の良い場所をつくるというのは素晴らしいコンセプトですね。利用者さんの生きがいを大切にしているように感じます。
 
 そうですね。障がいのある方が社会の一員として活躍できる場を広げることが、私たちの使命だと思っています。中でも就労継続支援B型事業所では、オリジナル商品の企画・制作・販売にも取り組んでいるんですよ。例えば、利用者様が製作している「どこでもトイレお助け隊!」という商品は、災害用や緊急用トイレとしてや、吐瀉物の処理にも役立つ抗菌消臭凝固剤入り処理袋で、コンパクトで衛生的な防災用品として注目を集めています。当法人のオンラインショップでも販売しており、購入を通じて地域の方々にも活動を知ってもらえるようになりました。
 
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タージン まさに社会貢献にもつながる取り組みですね。介護保険事業についても教えてください。
 
 地域密着型の通所介護・デイサービスを中心に、訪問介護や居宅介護支援なども行っています。デイサービスでは、利用者様に「毎日通いたい」と思っていただける空間づくりを心がけているんです。入浴・食事・機能訓練はもちろん、カラオケや季節のイベントなど、こちらも同じく“楽しむこと”を目的にしたプログラムを提供しています。また、訪問介護では、在宅で生活される方の身の回りのサポートを、居宅介護支援であるケアプランセンターではケアマネジャーがご家族と連携しながら介護計画を作成しています。いずれも、利用者様やご家族の希望を丁寧に汲み取り、“自分らしく暮らせる場所”を守ることが目標です。
 
タージン このようなさまざまな需要に応える施設が地域にあると、住民のみなさんも心強いと思いますよ。