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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

タンスに眠った着物を
美術工芸品にリメイク!

 
 
思い出の着物を、美しいお皿にリメイク
思い出の着物を、美しいお皿にリメイク
T-岡田 そういえば、先ほど食器やガラス細工なども手がけておられるとおっしゃっていましたよね。着物を使って食器をつくれるとは、初耳です。
 
稲手 「友禅ガラス」という名称で、着物地や帯地、帯揚げなどを活用し、伝統的な図柄をそのままお皿などに加工する技術なんですよ。簡単に説明すると、まずガラスの板に着物などの素材をUV粘着シートで接着し、裏から樹脂素材の保護フィルムで挟み込みます。そして、時間をかけてゆっくりと高温高圧加工していくんです。ぜひ、実物をお手に取ってみてください。
 
T-岡田 これは美しい! 柄が透けるように浮かんで、絵画のようです。しかも軽いですね。
 
稲手 裏に使っている樹脂がポイントなんです。樹脂素材を用いることで、平面はもちろん、曲面への加工も容易になります。それに、凹凸のある素材をガラスの板同士で無理に挟み込むと割れてしまうのに対し、裏面をガラスの代わりに柔軟性のある樹脂にすることで、織物や刺繍など凹凸のある素材にも対応できるんですよ。約15cmのお皿の場合、6~7000円ほどで一枚から制作できます。
 
T-岡田 思っていたよりも手が届きやすい価格ですね。大切な思い出の品が素敵な食器に生まれ変わるとなると、依頼したお客さんも嬉しいでしょう。
 
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稲手 先ほどの話にもあったように、捨てるにも捨てられない着物が埋もれたままになっているご家庭も少なくないでしょう。だからこそ、こうしたリメイク方法があることを、より多くの方に知っていただきたいですね。そして、例えばお祖母様の着物をリメイクした食器を食卓に並べ、家族で思い出話に花を咲かせる――そんな楽しみ方をしていただけたなら、きっと楽しい食卓になると思います。そうなることを心から願っています。
 
T-岡田 それぞれにストーリーを持った、まさに唯一無二の宝物になりますね。多くのご家庭で貴重な着物が眠っていると思うので、そのような着物が再び日の目を見ることができるよう、素敵な作品をつくり続けてください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
お客様に喜んでいただくことに対して、一生懸命に取り組むことですね。それがこの仕事の大きな楽しみにつながっています。
(稲手邦彦)
 

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