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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

顧客の声援をおいしさに 常に挑戦するいちご農園
ヒガシファーム 代表 東健二

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 大阪府泉南市のいちご農園・ヒガシファームさん。東代表は、まったく畑違いの職業から農家に転身されたそうですね。
 
 はい。もともと私は化粧品会社に勤務していました。「いずれは起業したい」と思いながらお正月に実家に帰省した際に、たまたま見たニュース番組の中で、新規就農を支援する「いちごアカデミー」を知り「これだ!」と思い、受講しまして。約4年間通っていちご栽培の知識と技術を身に付けました。
 
畑山 なるほど。そのような経緯でいちごと出合われたのですね。
 
 そうなんです。さらに、アカデミーで異業種からいちご栽培に進出した企業の方と知り合い、「農場で働きませんか」とお誘いを受けることになったんです。そこで、管理者として2年働いて経験を積み、2024年9月に当園をスタートしました。現在は「紅ほっぺ」と「ほしうらら」の2品種を栽培しています。化粧品会社で培った経験も駆使しながら、常に新しい挑戦を続け、“本当においしいもの=体にいいもの”を追求しています。
 
畑山 そもそも、東代表が就農にあたっていちごを選んだ理由が知りたいですね。
 
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 野菜や果物の中で「いちごが嫌い」という人はあまりいませんよね。私も、ケーキを買ったら真っ先にいちごのショートケーキに手が伸びるほど大好きなんです(笑)。ですから、いちごを選びました。当園は地元の物産店などにいちごを出荷しています。当初はパッケージにある私の名前や農園名のバーコードラベルを見ても「これは誰?」という感じで、なかなかお客様の手に取っていただけませんでした。でも、実際に召し上がってくださった方から「おいしい」と評判が広まっていったんです。
 
畑山 お客さんの笑顔を見ると、ますます仕事にやる気が出てきますよね。
 
 ええ。企業に勤めていた頃は、お客様とふれあうことがありませんでした。今は出荷のため、店頭にいると直接「おいしかったよ」とおっしゃっていただける。この環境が私には会社員の時より合っています。農作業で大変なことがあっても、お客様の「店に並ぶのを待っていた。ありがとう」という喜びの声をお聞きすると疲れが吹き飛ぶんですよ。
 
畑山 応援が何よりの力になる。これはボクシングも農家さんも同じでしょうね。