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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

高みを極めたプロの技 感動を届ける樹木の匠
金子緑地サービス 代表 金子智也

 
プロフィール 福岡県北九州市出身。大学卒業後、造園会社で経験を積む。2024年、剪定や伐採、除草を手がける金子緑地サービスを立ち上げた。巧みな技術と細やかな気遣いに感動する顧客が続出している。高度なツリークライミングとリギング技術、樹木に関する幅広い知識や樹上レスキューのスキルを修得し、業界でも数少ないアーボリストとしても活躍中。
 
 
 
アーボリストと呼ばれる人々をご存じだろうか? 一言で言えば、樹木を守るための専門スキルを身に付けたスペシャリストだ。その高い専門性ゆえに、日本ではまだまだ数が少ないのが現状。そんな希少な存在であるアーボリストとして活躍しているのが、金子緑地サービスの金子智也代表である。今回は金子代表の歩みから仕事への思い、今後の展望に至るまで、元ボクシングミドル級世界王者の村田諒太氏が鋭く迫った。
 
 
 

樹木のプロ、アーボリストとして活躍

 
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インタビュアー 村田諒太(元ボクシングミドル級世界王者)
村田 剪定や伐採、除草を行う金子緑地サービスさんにお邪魔しています。まずは金子代表の歩みから教えてください。
 
金子 私はもともと造園会社に勤め、多彩な経験を積みながら技術を磨いてきました。その中で「自分の時間を自分の意志で使いたい」「生涯現役でありたい」との思いが強まり、50歳で独立を決断したんです。
 
村田 50歳で新たな一歩を踏み出すって勇気が要ると思います。それでも、生涯現役であり続けるため、挑戦を決意されたのはカッコいいですね! 金子緑地サービスさんの強みはどんな部分ですか?
 
金子 培ってきた経験と技術を駆使して高度な剪定を行えるところです。さらに、樹木の健康診断を行えるので、安全な管理の仕方をお客様にお伝えできます。業界でも数少ないアーボリストの資格を取得しているところも、他の業者にはない強みだと思います。
 
村田 アーボリスト!? 初めてお聞きします。一般的な庭木の手入れとは違ったことができるのでしょうか?
 
金子 ロープを用いて木に登り、高所で作業を行う高度なツリークライミング能力と、伐採した枝や幹をロープで吊り下げて、地上まで安全にゆっくり降ろすリギング技術、樹木に関する知識や樹上でのレスキュー術を修得したプロフェッショナルのみが取得できる資格です。日本では樹護士とも呼ばれています。