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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

音楽を通じて成長を促す 療育・児童発達支援教室
ちゃおチャイルドアカデミー 代表 寺田明美

 
プロフィール 京都府出身。幼少の頃よりピアノに親しみながら育ち、大学在学時にヤマハ音楽能力検定制度に合格。指導者としての資格を取得し、学業の傍らピアノの講師を務めた。卒業後も自身の経営する音楽教室で40年以上にわたりレッスンを続ける中で、子どもの発達障害に悩む多くの保護者と出会い、音楽を通じた療育プログラムに可能性を感じ、 児童の発達支援に取り組むことを決意。2023年に音楽特化型の療育施設、ちゃおチャイルドアカデミーを開業した。
 
 
 
京都市下京区で音楽特化型の児童発達支援・放課後等デイサービスを手がける、ちゃおチャイルドアカデミー。寺田明美代表は、長きにわたりピアノ講師として子どもたちを指導してきたプロフェッショナルだ。それらの知識やノウハウを活かし、児童の発達に必要とされる、身体、認知、言語、情緒、社会性の5つの領域を、音楽を通じてバランス良く伸ばす療育を提供している。そんな寺田代表に、仕事にかける熱い思いを聞いた。
 
 
 

音楽の楽しさを通じて五領域の発達を伸ばす

 
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インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
今岡 京都市下京区の地下鉄五条駅徒歩5分の好立地にある、ちゃおチャイルドアカデミーさん。児童発達支援・放課後等デイサービスとしては珍しく、音楽特化型の療育を提供されているそうですね。どういった内容なんですか?
 
寺田 子どもたちに音楽に触れてもらいながら、発達の5領域である身体・認知・言語・情緒・社会性をバランス良く伸ばすための支援を行っています。例えば、リズムに合わせて動くと運動機能が育ち、音楽のルールを理解して演奏すれば集中力が高まります。歌が言葉の練習になったり、合奏で周囲への配慮を学んだりと、音楽は幅広い能力の向上にとても役立つんです。
 
今岡 なるほど。音楽を楽しみながら、自然に大切な力を身につけていけるんですね。
 
寺田 おっしゃる通りです。音楽教室の講師を務めてきた私自身をはじめ言語聴覚士や公認心理士、英語教員、保育士など多くのスタッフが、音楽教員免許を取得しています。その専門性も当事業所の強みです。
 
今岡 野球でも音楽でも、指導者との出会いが選手や子どもの成長に直結しますからね。音楽の力を最大限に活かした療育、すごく興味深いです。