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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自然栽培が拓く未来
兼業農家の挑戦

 

伝統を大切にしながら新しい試みに挑戦する

 
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畑山 岡社長のお話をうかがっていると、お祖父様の代から続いてきた農業の伝統をもとにしながら、新たな試みに挑戦していることがうかがえますね。
 
岡 そうですね。祖父や父が続けてきたコメづくりの土台があったからこそ、チャレンジできたのだと思います。最近では、お取り引き先である飲食店などからの要望を受けて、オーダーで野菜を栽培することもあるんですよ。
 
畑山 オーダーでの野菜づくりというと、先方からの依頼に応じた種類の作物を育てるわけですか。
 
岡 そうなんです。例えば、ルッコラやカボチャ、サツマイモなど、以前はつくっていなかった野菜などもご希望に応じて育てています。とはいえ、天候や自然環境は毎日さまざまに変化しますから、すべてが計画通りにいくわけではありません。昨シーズンは収穫直前のサツマイモを、野生のアライグマにすべて食べられてしまったということもありまして・・・。そこで今回は、防護ネットを張ってしっかりと対策するなどしています。
 
畑山 それは大変でしたね。しかし、失敗からも学んで次にいかす姿勢は素晴らしいです!
 
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岡 ありがとうございます。近年は気候の変動が激しく、予測が難しいため、栽培には多くの影響があります。その中で成功を収めるには、思いついたアイデアを実践し、失敗を重ねながらも挑戦を続けることが欠かせません。そして、ようやく収穫にたどり着けたときにこそ、仕事の醍醐味と喜びを強く感じます。また、代々家族が私たちの野菜を食べ続けてくれていることが、農業を続ける大きな原動力であり、誇りでもあります。
 
畑山 そのお気持ち、すごくよくわかります。私も現役時代、勝つために新しいトレーニングを試しては失敗の連続でした。でも、そこで諦めずに工夫し続けることでチャンスをつかめたんです。岡社長が失敗を恐れず挑戦を続けておられる姿勢、本当に素晴らしいと思います。では、今後の目標は?
 
 ゆくゆくはコメの作付面積を広げていくとともに、当農園の知名度を高めるための情報発信や直販体制の強化にも取り組んでいきたいですね。最終的には、私が育てたコメや野菜を使った飲食店を開きたいと考えておりまして。おいしくて、なおかつ安心して食べられるものを、その場で味わってもらえる場所があれば、より多くの方に農業を身近に感じていただけるのではないかと思います。
 
畑山 それはぜひ実現していただきたいですね! 岡社長のお話をうかがって、新しいことにも果敢に挑戦していく姿勢にとても感銘を受けました。地域の自然と共に歩みながら、お祖父様やお父様が培ってきた伝統と、インターネットを利用した販売方法などを駆使しながら未来へと向かう、なつめ農園さんの今後がますます楽しみになりましたよ。これからも全国のみなさんに、おいしいコメや野菜を届けてくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
私がつくった安全でおいしい野菜を、お客様にご家族みんなで召し上がっていただくこと。それこそが私にとっての仕事のやりがいであり、大きな楽しみになっています。
(岡建太朗)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社なつめ農園
■ 本社 〒637-0061 奈良県五條市中町390
■ 事業内容 にんにく・米などの生産および販売
■ ホームページ https://www.natsume0729.co.jp/