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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自然栽培が拓く未来
兼業農家の挑戦

 

ニンニクから広がった、農業の可能性

 
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畑山 先ほど、ニンニクから栽培を始めたとおっしゃっていましたね。私は青森県出身でして。青森県はニンニクの生産量が日本一ということもあり、なんだかシンパシーを感じて嬉しいです。
 
岡 それは奇遇ですね! もともと祖父や父はコメづくりをしていたものの、一度田畑が荒れてしまったこともあって、せっかくなら何か新しい作物をつくってみようと知人に勧められたニンニクを植えてみることにしたんです。すると、甘みの強いおいしいニンニクが収穫できるようになったんですよ。
 
畑山 荒れた田畑を復活させる過程で、現在の事業へと発展していったんですね。
 
岡 そうなんです。また、先ほども言ったようにニンニクだけでなく、祖父と父が代々行ってきたコメづくりにも取り組んでおりまして。どの作物も刈り取った雑草を肥料として活用するなどして丁寧な土づくりを行い、無農薬かつ無化学肥料の自然栽培にこだわっているんです。
 
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畑山 自然栽培のコメとは珍しいですね! ほかにも作物を育てておられるんですか?
 
 はい。ジャガイモやタマネギ、ナスやピーマン、キュウリやトマトといった野菜も栽培しています。春先には山菜も収穫でき、ワラビなども出荷しているんですよ。また、毎年6月頃には「ハチク」という種類のタケノコもとれるんです。一般にはあまり出回らない、やわらかくて上品な味わいのタケノコで、これを目当てにご注文いただくお客様も少なくありません。竹林を整備する手間はかかるものの、手をかけるだけの価値はありますね。
 
畑山 へえ~、山菜やタケノコまでとれるとは! 私もワラビが大好きなんですよ。それにしても、自然栽培を行うのはかなり大変ではないですか?
 
岡 そうですね。特にニンニク畑は草を手作業で抜かないといけないので大変です。除草剤を使わないので日々雑草との戦いなんですよ(笑)。
 
畑山 でも、そこまで手をかけてでも自然栽培にこだわっておられるのはすごいと思います。作物の種類も非常に豊富ですし、私も食べてみたくなりますね。