
インタビュアー 濱中治(野球解説者)
田中 私は理学療法士としてリハビリテーションの現場でキャリアを積んできました。その中で、発達に課題を持つお子さんの療育に携わる児童発達支援管理責任者として従事することになったんです。そして、私の地元であるこの地域で、支援を必要としているお子さんに対して十分なサービスが届きにくい部分をカバーするために、施設を立ち上げました。
濱中 地域の子どもたちのために、使命感を持って開業されたわけですか。では、事業内容を教えてください。
田中 当施設では、主に児童発達支援と保育所等訪問支援のサービスを提供しています。児童発達支援とは、0歳から6歳までの未就学のお子さんを対象にした通所サービスで、日常生活に必要な基本的動作やコミュニケーション、集団生活への適応をサポートしているんです。当施設には、理学療法士である私のほか、保育士や元小学校教諭などさまざまな専門スタッフが在籍しており、お子さん一人ひとりに合わせた個別支援や、小集団でのプログラムも提供しています。さらに、この市川町を中心に、同じ神崎郡内にお住いの方であれば送迎サービスも行っているんです。
濱中 手厚いサービスですね。通所のハードルが高いご家庭でも利用しやすいと思います。一方の保育所等訪問支援は、どのようなものなんですか?

濱中 まさに、地域に根差した取り組みなんですね。