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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

“負動産”を再生し 新たな価値ある資産へ
株式会社ネクストエイジ 代表取締役 鳥居康孝

 
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インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
今岡 本日は、大阪市西淀川区を拠点に不動産事業を展開する株式会社ネクストエイジの鳥居社長にお話をうかがいます。御社では、不動産売買に加え、資産の再生にも力を入れておられるそうですね。
 
鳥居 はい。不動産の仲介や買い取りはもちろん、空き家の活用など、再生を軸とした事業を手がけています。不動産を売りたい方と買いたい方の間に立ち、双方が納得できる取り引きを実現することが私の使命です。また、使われていない物件を新たな価値ある資産へと変えるお手伝いもしています。
 
今岡 単なる不動産の仲介にとどまらず、眠ったままの不動産を再び活かす取り組みまで、かなり幅広く展開されているのですね。
 
鳥居 おかげさまで、不動産業界に足を踏み入れてからまもなく30年になります。独立して会社を立ち上げたのは最近ですが、若い頃からこの業界に携わってきました。
 
今岡 30年のキャリアとはすごいですね。業界の厳しさも肌で感じてこられたのでは?
 
鳥居 ええ、特に営業職は厳しい世界です。私も若い頃は飛び込み営業を重ね、夜遅くまで働く日々を過ごしました。ただ、その経験があったからこそ、尊敬できる先輩や多くのお客様との出会いもあり、苦労の中にも大きな学びがありましたね。
 
今岡 野球の世界でも、練習の厳しさゆえ才能ある人が辞めてしまうケースを見てきました。難しい問題ですが、不動産の世界も根気と誠意、運が必要なんでしょうね。
 
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鳥居 野球界では努力に加えてセンスの有無なども問われるでしょうね。不動産業界、特に営業職は“根性”が求められる分野です(笑)。でも私は、不動産を通じて「人に喜ばれる仕事がしたい」という気持ちを大切にしてきました。それが、独立の原動力にもなっています。
 
今岡 鳥居社長は強い意気込みを胸に、良いご縁にも支えられながら、不動産業界で長らく活躍されてきたんですね。どのような思いで起業されたのでしょうか。
 
鳥居 一言で言えば、「公平な取引を実現したい」という思いです。これまでの不動産業界では、資産家の方に利益が偏る取り引きが少なくなかったのですが、私はそれを変えたかった。売り手も買い手も、どちらにも喜んでもらえる取り引きを当たり前にしたいと考えたんです。