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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自然の中での活動を通じ 子どもたちの成長を支援
NPO法人森のようちえん太陽と緑の風クラブ 理事長 髙橋麻子

 
プロフィール 静岡県出身。建築・不動産業界で仕事をしながら、女手一つで4人の子どもを育て上げた経験を持つ。そんな自身の経験を活かし、北欧を発祥とする野外活動を通じた幼児教育の取り組みである「森のようちえん」を運営するため、(特非)森のようちえん太陽と緑の風クラブを設立した。現在は保育・幼少期教育のほか、義務教育を終えた青少年の自立支援活動なども行っている。【ホームページ
 
 
 
静岡県三島市を拠点に活動する、NPO法人森のようちえん太陽と緑の風クラブ。理事長を務める髙橋麻子氏は、女手一つで4人の子どもを育て上げた経験を持つ母親である。その経験を活かし、野外活動を通じた幼児教育の取り組みを行うと同時に、さまざまな問題を抱える青少年たちの自立支援も行っている。そんな、子どもたちを支援する活動に力を注ぐ、髙橋理事長の思いについて詳しく聞いた。
 
 
 

育児の経験を活かし子育てに悩む人を支える

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 本日は静岡県三島市を拠点に保育・幼少期教育などの事業を手がける、NPO法人森のようちえん太陽と緑の風クラブの髙橋理事長にお話をうかがいます。この「森のようちえん」とは、いわゆる幼児教育施設としての幼稚園とは異なるものだそうですね。
 
髙橋 そうなんです。「森のようちえん」とは、野外での自然体験活動を軸とした保育・幼少期教育の総称で、北欧のデンマークが発祥と言われています。その後、北欧諸国やドイツ、スイスなどで広まり、近年では日本でもさまざまなスタイルで活動が行われているんですよ。
 
名高 子どもたちを自然の中で育てる取り組みというわけですか。髙橋理事長がこの活動を開始しようと思われた経緯を教えてください。
 
髙橋 私はこれまで、女手一つで4人の子どもを育ててきました。苦労はあったものの、子どもたちみんなが健やかに、独り立ちできるまで成長してくれまして、とても幸せな育児ができたと思っています。その経験を活かして、子育てに悩んでいる親御さんたちの力になりたいと思い、この事業を立ち上げました。
 
名高 ご自身の母親としての経験が現在のお仕事に活かされているんですね。事業内容とその魅力について、より詳しくお聞きしていきたいと思います。