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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

業務がスムーズになる
販売・在庫管理システム

 

販売店や企業に必要なシステムの開発を担う

 
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水野 現在の業務について詳しく教えてください。
 
増子 会社にいた頃から依頼が多かった、販売管理や在庫管理のシステム開発をメインに手がけています。たくさんの企業が導入しているシステムで、何を仕入れたか、どれだけ在庫があるか、またどれだけ売れて幾ら利益が出たかといったデータがわかりやすくなるんですよ。
 
水野 システムによる見える化ですね。依頼主である取り引き先は、どのくらいの規模の会社やお店が多いのでしょうか? 大手の企業はすでにPOSシステムなどを導入しているイメージがあります。
 
増子 小売店や中小企業からのご依頼が多いですね。卸業者や製造業の会社も物を仕入れて売るという流れは一緒なので、必要なシステムといえます。しかし、規模が小さい場所ではどうしても後回しにされる場合が多いのです。売り上げに直接つながる部分に力を入れ、企業体に力がついてから、全体を管理するシステムの導入を考え始める企業がほとんどなんですよ。
 
水野 なるほど、大事な部分にもかかわらず、そこに手を入れるのは後回しになりがちなんだ。これまでシステム開発の仕事に携わってこられて、特に依頼が多かった、得意だという業界はどの辺りでしょうか?
 
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増子 デパートで店を構えているジュエリー販売会社など、宝飾業界の仕事が多かったですね。ジュエリーも売るだけでなく、製造・卸売・小売の3段階に分かれます。私はすべての場所のシステム開発を請け負っていました。「このパーツがいくらで原価はこれくらい、よって利益はこうなる」といった具合に詳細を把握できるシステムです。
 
水野 商品の数だけでなく、売り上げなど会計面にも踏み込む仕事なんですね。数字に強くなりそうだなぁ。
 
増子 実は、簿記の専門学校を卒業していましてね。取得した資格が、今の仕事に役立っています。会計面の知識にも自信がありますよ。
 
水野 私も商業高校出身で簿記は必修科目でした。その後、情報処理のコースを選択しプログラミングやシステムについて学んだんです。ただ、どちらもかじった程度でして。増子社長のようにエンジニアのキャリアを積みつつ、簿記資格も持っている人は珍しいんじゃないかな。
 
増子 かもしれませんね。おかげで、最初から在庫や金額に関してスムーズに理解できましたし、私の強みになったと自負しています。