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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

伝統技術と最新の知識で
住宅から寺社まで建築!

 

寺社建築のノウハウを店舗の改修にも応用

 
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濱中 田村建設さんの改装なら店が満員になる。そういう評判が口コミで広がればますます依頼も増えますよ。それにしても住宅・店舗・寺社とお仕事の幅が広くて驚きます。
 
田村 弊社の業務として寺社や古民家の改修工事なども手がけており、当時の技法や構造を読み解き、建物としての新たな命と役割を与えさせていただく仕事は大工としては責任と意義のある仕事だと思います。そのためには技術はもちろん、知識を集めて知恵にすることも大事になってきます。
 
濱中 見事な腕前と実績だけでなく、これまで積み重ねてきた努力があってこそ、田村社長にさまざまなお仕事が回ってくるとよくわかります。遅かった大工修業のスタートを十分に挽回して、大きなやりがいを感じていらっしゃるようですね。
 
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田村 ありがとうございます。それに、寺社のような歴史ある建物の建築で得たノウハウを、最新の住宅建築に応用するなどいろいろな試みができるようになりました。私は本格的な修業が27歳からということにずっと引け目を感じていたのですが、最近は「こういうご依頼にもお応えできるようになったんだな」と自信を持つことができて本当に感慨深いんです。
 
濱中 負けず嫌いで努力家の田村社長なら当然の結果ですよ。それでは田村建設さんがどのような会社に変貌していくのか、その未来予想図をお聞かせください。
 
田村 現在、弊社は戸建住宅のリフォームを業務の中心にしているものの、ゆくゆくは今までお話しした事業をトータルで手がけていきたいですね。そのための準備も着々と進めているところです。実は、今年中に建築士事務所としても登録し、設計の仕事も始める予定なんですよ。開業後はVR技術を活用したCADを導入するなど、お部屋の中までリアルに感じられる機能を駆使し、住宅の設計から建築工事まで一貫してご提供することが私の目標です。