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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

風通しの良い社風で稼ぐ
最高益更新中の鋼鉄商社

 

若手の意見を丁寧にヒアリングし取り入れる

 
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八木 過去最高益を更新中のアースメタルさん。あらためて、御社の事業内容をおさらいさせてください。
 
英保 弊社のメイン事業は鉄鋼関係の材料販売です。白黒ガス管、圧力配管用鋼管、水道用鋼管、角形鋼管、ボイラー用鋼管、機械構造用鋼管のほか、各種さまざまな鋼管や、それに伴う配管継手のフィッティング関係も多数取り扱っています。それから製缶施工や配管施工、機械加工、さらには設計、建築、解体なども展開しています。
 
八木 毎回お会いするたびに仕事のスケールも大きくなっている印象を受けます。2023年現在で、支社や営業所はどのようなところにありますか?
 
英保 ここ姫路市に本社を置き、同県小野市に製作工場が、岐阜県大垣市に営業所があります。海外では中国やブラジル、アメリカにも営業所を構えました。
 
八木 御社はもともと鋼管専門店・鉄鋼商社的な業務内容からスタートし、2020年には製作工場も構えて製造部門も強化されたとうかがいました。現在は多角化に向け進化し続けている印象です。その要因は何だと思いますか?
 
英保 「企業は人なり」と言うように、スタッフの成長なくして会社の成長はありません。スタッフとは緊密にコミュニケーションを取って目的を共有しつつ、モチベーションアップを図っています。特に若いスタッフからの意見は大切にヒアリングしているんです。
 
八木 若いスタッフさんの声を大切にしているのは、どういった理由からでしょう?
 
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英保 年長者が当たり前に行っている作業には、よく見ると、無駄な部分や改善する余地などがあります。そこを改善して会社を成長させるには、若い人間の新しい視野が必要不可欠です。常にスタッフに伝えていることの一つが、「仕事の効率を上げたければ頭を使って工夫をしなさい」なんです。
 
八木 普通、先輩や上司に意見する際は覚悟が必要ですよね。若いスタッフには、ハードルの高い要求にならないでしょうか。
 
英保 若いスタッフが意見を言いづらい企業は多いかもしれません。しかし弊社のスタッフは、気にせず意見を出してくれるんですよ。それは、誰でも話しやすい雰囲気づくりに気を配っているからだと思いますね。常に笑いがあって、みんなが気軽に意見を言える風通しの良い職場になっていると自負しています。