B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

楽しみながらものづくり 製造会社への支援事業
TMS株式会社 代表取締役 小林裕信

 
プロフィール  千葉県出身。学業修了後、大手電機メーカーである富士電機(株)に就職。放射線計測機器などの研究・開発に長年携わり、定年まで勤めた。同社を退職後、2020年にTMS(株)を設立。前職で得た技術やノウハウをいかし、可搬型のX線非破壊検査装置の開発や電機メーカーへの技術支援・開発支援などを手がけているほか、静岡大学電子工学研究所の客員教授も務めている。【ホームページ
 
 
 
東京都青梅市を拠点に、製造会社への技術支援などを行っているTMS(ティーエムエス)株式会社。代表取締役の小林裕信氏は、定年を迎えるまで大手電機メーカー一筋に勤務した、約40年もの業界歴を誇るベテラン技術者だ。メーカー勤務の時代には、放射線測定装置の研究・開発に携わり、数多くの実績を積んできたという。現在は、趣味の延長としてものづくりを楽しんでいると語る小林社長の、仕事に対する思いを聞いた。
 
 
 

大手メーカーで長年勤務したベテラン技術者

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 石黒彩 (タレント)
石黒 東京都青梅市でエンジニアリング技術支援などの事業を行っている、TMS株式会社さんにお邪魔しています。事務所の中には、機械製品からかわいらしい観葉植物に至るまで本当にさまざまなものが置いてあって、なんだかワクワクしますね!
 
小林 ありがとうございます。実は、社内で多肉植物を栽培していまして、今回の取材のために妻がモルタルを整形してデザインした鉢もつくったんですよ。ほかにも、各種革製品やなども製作しています(笑)。
 
石黒 わあ、すごいですね! もう何を本業としておられるのかわからなくなってしまいますよ(笑)。そんな小林社長は、40年近くもの業界歴を持つベテランの技術者だとお聞きしました。
 
小林 はい。私はもともと、大手電機メーカーの富士電機株式会社にて、技術者として勤務していたんです。そこでは、原子力発電所をはじめとした放射線取扱施設で用いられる放射線計測機器や、原発職員や作業員の放射線被ばく管理を行う入退室ゲートなどの研究・開発を行ってきまして。同時にさまざまな特許技術も開発してきました。
 
石黒 数々の実績を誇る小林社長が立ち上げたTMSさんでは、どのような事業を行っているのか、詳しくうかがっていきたいと思います!