B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

トピックスTOPICS

glay-s1top.jpg
パイン株式会社公式Twitterのアイコン
インターネットやスマートフォンの普及に応じてSNSが広まり、企業にとってエンドユーザーとより近い場所でのPRが可能になった昨今。こちらの連載では、ただプロモーションを行うだけでなく、一風変わった販促やイメージ戦略を行っている企業アカウントをご紹介します!
 
第1回は、Twitterにて11万人以上のフォロワー数を誇るパイン株式会社さんに注目。「パインアメ」でおなじみのパイン株式会社さんは、自己紹介文に「ゆる~くつぶやいております」とある通り、その“ゆるさ”が人気となり親しまれているアカウントです。今年8月には、SNSアカウントの“中の人”の心得を書いた『攻めるロングセラー』を出版。そんなパイン株式会社さんに、SNSの活用法についてお聞きしました!
 
 

消費者の声を直接聞くことができる

 
月に1度、社内に提出する「業務改善提案レポート」で、現在公式アカウントの“中の人”である係長のマッキーさんの提案によって、Twitterをはじめることとなったパイン株式会社さん。マッキーさんによると、「立案当時、広告や宣伝などはほとんど実施していなかったため、費用のかからないTwitterはすぐに経営会議で承認され、企業の公式アカウントをつくることになった」のだそう。
 
Twitter運用の目的は、「パインアメ」などのキャンディ商品を、より多くの人に知ってもらうことと、消費者の声を直接聞くこと。商品は問屋を通じて店先に並ぶため、これまで消費者の意見を聞く機会はほとんどなかったそうです。いつでも気軽に消費者とコミュニケーションが取れるというのも、企業にとってSNSの大きな利点かもしれません。
 
それにしても、11万人以上にまでフォロワーが増えたのはなぜなのでしょう。マッキーさんによると、コリス株式会社が提供している「フエラムネ」のように、穴が開いているパインアメでも音を鳴らそうとする人が多い中、「パインアメは鳴るようにつくっていない」というネタをつぶやいたことによって、一気にフォロワーが増えたのだと言います。こうした開発秘話などの情報を定期的につぶやくため、楽しみにしてくれる人が多いと考えているそうです。また、他企業の公式アカウントとのやりとりにも多くの反響があるのだとか・・・。
 
 

SNS運用には細心の注意も必要

 
企業が公式SNSを持つことの利点をうかがうと、「予算がゼロでも、広報部門がなくてもたった1人で商品の認知度を広めることができます」と語ってくれました。また、「工夫次第で様々なメディアに取り上げていただけるすごいツールです」とも。もちろん、ただ便利なだけではないのがSNSです。利用する際には「特定の人を傷つけるような発言は避け、できるだけ会社や商品から離れすぎない内容をつぶやくように心がけている」そうです。
 
どれだけ消費者との距離が近くとも、あくまで“会社の顔”である企業公式アカウント。投稿ボタンを押せばすぐに消費者に内容が共有されるため、注意しなければいけないことや心がけるべきことも多いでしょう。そんな心配を取り除いてくれるのが、“中の人”の心得を書いた『攻めるロングセラー』。幅広い年代から反響がり、中には『攻めるロングセラー』を読んで卒業論文のテーマにした学生もいるのだとか! 企業アカウントの開設をお考えの方、また運用方法にお悩みの方はお手にとってみてはいかがでしょうか。
 
取材協力 パイン株式会社
http://www.pine.co.jp
公式Twitter
https://twitter.com/pain_ame
『攻めるロングセラー』
著者 係長マッキー クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
2017/8/17 発行 ISBN-10:4295401161
assocbutt_or_amz._V371070157_.png
 
(2017.11.29)
 
 
 

関連記事

最新トピックス記事

カテゴリ

バックナンバー

コラムニスト一覧

最新記事

話題の記事