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◆倉庫空間を利用したミュージアム

 
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博物館と聞いて、皆さんはどのような展示物を思い浮かべるでしょうか。骨格標本や国宝、重要文化財など、日本各地に様々な博物館がありますよね。そんな中、今回ご紹介するのは、東京・天王洲アイルにある、国内唯一の建築模型に特化した博物館「建築倉庫ミュージアム」です。
 
展覧会やイベントが多く開催され、新たな文化スポットとして注目されつつある天王洲アイル。東京臨海高速鉄道りんかい線天王洲アイル駅から徒歩4分の位置に、建築倉庫ミュージアムはあります。建築倉庫ミュージアムを運営するのは、「モノだけではなく、価値をお預かりする」という理念を持ち、保存保管事業のプロフェッショナルである寺田倉庫。近年は天王洲地域の活性化に力を入れており、その活動の一つとして、日本建築の模型や資料のアーカイブを行い、同時に美術館としての役目も担う建築倉庫ミュージアムの運営を行っています。
 
 

◆展示×保存を実現する
新しいミュージアムのかたち

 
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もともと倉庫だった建物をリノベーション
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収蔵庫をそのまま見学しているかのよう!
建築物の設計提案やコンペティションの際につくられる建築模型。海外ではコレクションの対象としている美術館もあるものの、日本ではその役目を終えた後、ほとんどの場合は廃棄されていました。建築倉庫ミュージアムでは、建築模型には、建築家や設計事務所の思考プロセスや建築文化の重要なエッセンスが込められていると考え、優れた建築模型を保存・展示し後世に残すことを目的としています。。
 
建築倉庫ミュージアムのコンセプトは、「展示しながら保存する」こと。館内の広さは約450m2あり、天井高は5.2m。その大空間の中に、約100台の棚が並び、建築模型を展示・保存しています。もともとは倉庫である館内に入ると、まるで収蔵庫を見学しているようなイメージを持つことでしょう。
 
建築倉庫ミュージアムでは展示に際し、照明にも工夫を施しています。棚ごとに個別照明を設置し、建築模型の四方からライトを当てることで、より模型が映えるようにしているのです。また、通路に設置している照明は棚の照明よりもあえて少し暗くすることで、まるで空間の中に模型が浮かび上がっているかのような印象を与えているのだそう。
 
展示と保存の両立のため、模型に当たる照明は全てLEDライトを採用しており、光線による退色や熱による変形を防いでいる他、模型にふさわしい温湿度を1年通して保っている建築倉庫ミュージアム。常に建築模型にとって最適な保存環境を各専門機関と連携して研究するなど、保存技術のさらなる発展にも期待ができそうです。
 
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広い空間で建築模型を楽しめる
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棚ごとに個別照明を設置
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展示×保存の新しいシステム
 
 

◆建築模型の文化を
見て学んで味わう

 
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日本の建築文化を心ゆくまで楽しんで!
常設展には、設計内容の変遷などを垣間見ることができる「スタディ模型」から、設計後に施主に完成イメージを理解してもらうための「完成模型」まで、様々な建築模型を展示。国内外で活躍する日本人建築家や設計事務所による建築模型が棚ごとにまとめられており、公共建築物から個人住宅まであらゆる建物の模型を一度に見学することが可能です。
 
模型のベースにはQRコードが記載されており、タブレット端末やスマートフォン等でスキャンすると、設計者のプロフィールや模型作品の竣工写真、図面等の情報にアクセスができます。 “見る”だけでなく建築について“学び”、それらの過程を“味わう”ことができるのも、建築倉庫ミュージアムの特長の一つです。
 
常設展の他にも、建築文化の素晴らしさを普及するべく、定期的に企画展やセミナーなどのイベントが開催されています。芸術の秋に、国内外で活躍する建築家や設計事務所の作品を見に行ってみるのはいかがでしょうか?
 
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建築倉庫ミュージアム
〒142-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫本社ビル1F
TEL 03-5769-2133
営業 11:00~20:00(最終入館19:00)
休館日 月曜
ホームページ
https://archi-depot.com
 
 
 
 

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