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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

主戦場は厳しい自然
足場架設の精鋭集団

 

足場架設と削孔工事をワンストップで

 
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鶴久 青木社長は、足場のお仕事をされて長いんですか?
 
青木 19歳から足場の仕事を始めて、もう30年以上になりますね。今は、足場架設の仕事に加えて、削孔工事も行っています。法面工事の仕上げに孔を掘って、コンクリートを流し込む仕事で、ボーリング工事ともいいますね。今は、削孔工事ができる業者さんもどんどん減っており、独立前にご縁のあった元請け会社の方の下で、削孔の現場も勉強させていただいたんですよ。
 
鶴久 足場架設と削孔工事をワンストップで行えるんですね。それは重宝されるでしょう。
 
青木 通常は、それぞれの専門業者に任せるのが当たり前ですからね。両方を行える事業者はごく少数です。おかげさまで、さまざまな現場を経験させていただけるようになりました。珍しいところでは、皇居のお堀での仕事、なんていうのもありましたよ。
 
鶴久 皇居ですか! それはすごいですね。
 
青木 皇居のお堀を整備するための足場づくりをしたんです。なんだか緊張しましたね(笑)。
 
鶴久 青木社長の腕が信用されているからこそ、ほかの業者さんには任せられないような大きな仕事が任されるんでしょうね。
 
glay-s1top.jpg 大自然の中に足場を組み立てる!
大自然の中に足場を組み立てる!
青木 大変な仕事も多いんですよ。災害現場では常に危険と隣り合わせですし、電気が通っていない現場での仕事を余儀なくされたこともあります。一度、足場を組んでいる最中に土砂崩れが起こって、そのまま足場がさらわれたこともありましたね。
 
鶴久 ご無事で良かったです! 一歩踏み外せば大惨事ですから、緊張感も非常に大きいでしょう。
 
青木 災害現場の復旧工事は一刻を争いますから、本当に大変です。
 
鶴久 災害で道路が使えなくなると、救急搬送もできないし、物資も届かなくなるでしょう? 災害の後に、すぐに道路が復旧しているのはすごいなあと常々思っていたんです。それも、青木社長たちの不断の努力があってこそなんだなあ。
 
青木 私たちの仕事が、誰かの命を守ることにつながる。そう思うと、危険と隣り合わせでも頑張れるんですよ。