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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

創業50年以上の伝統技術
タイル工事の新たな魅力

 

顧客の目線に立って考えることが大事

 
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岩崎 これまでのお話をうかがって、丸山代表がタイルの魅力を活かすために、さまざまな工夫をされていることがわかりました。その中でも、丸山代表が特にこだわっていらっしゃることはなんでしょうか。
 
丸山 常にお客様の目線に立って考えることを大切にしています。具体的には、もしも私がお客様の立場だったとしたら、職人さんにどういう仕事をしてもらいたいかを想像するんです。そうすることで、自分自身がお客様だったらしてほしいことは積極的に取り組むし、逆にしてほしくないことはしないように気を付けています。そのうえで、自分の意見をお客様に押し付けるようなことは決してしないようにしているんです。
 
岩崎 お客さんに寄り添いながらお仕事をすることを大事にされているんですね。確かにお客さんとしては、自身の希望をプロである職人さんに強く反対されてしまったら、その意見を受け入れるしかありませんからね。プロの視点からアイデアを提案してくれるのはありがたいことでも、それを押し付けられると、本当に望んでいた仕上がりにならず、お客さんは残念な思いをするかもしれません。
 
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丸山 おっしゃる通りですね。そこで私は、お客様のご希望を叶えることを重視しながら、より良い仕上がりになるような提案を心がけているんです。その中で、実際に工事後のタイルがどのような仕上がりになるのか、タイルの色や見え方についてもお客様に詳しくご説明しています。タイルは一枚だけで見るときと、何枚も並べて張ってあるのを見るときでは、その印象が大きく異なるんですよ。そのうえ、タイルを張る場所によっては、光の当たり方で事前のイメージより明るく見えることもあるんです。そのようなタイルの見え方の違いを説明することで、お客様が工事後の仕上がりを正確にイメージできるようにしています。
 
岩崎 お客さんにとって、事前に完成後の仕上がりをイメージできるのは安心できますよね。タイルに詳しくないお客さんにも優しい、まさにお客さん目線の取り組みだと思います。今日のお話をお聞きして、タイルは古いものというイメージから、おしゃれで実用的なものというイメージに変わりました。これからも、多くの人にタイルの魅力を伝えていってほしいと思います。ぜひ頑張ってくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
施工を終えたあとに、お客様が笑顔になってくださることですね。それこそが、私にとって何よりの楽しみなんです。
(丸山隆也)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 日武タイル工業
■ 所在地 〒405-0015 山梨県山梨市下石森708-3
■ 事業内容 タイル工事全般
■ 創業 昭和35年1月
■ 従業員数 2名
■ 主な取引先 主に住友不動産株式会社/地元工務店