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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

安心・快適な内視鏡検査で
がんの早期発見を目指す!

 

検査の大切さを伝え、がんを早期に発見

 
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石黒 土田代表のご専門はどちらになるんですか?
 
土田 内科です。中でも、消化器内科と呼ばれる分野を専門的に学んできました。わかりやすいところでは、胃カメラや大腸カメラを使った診療で、特にがん検診に注力しています。
 
石黒 すごいなあ。がん検診に注力しているきっかけは何でしょうか?
 
土田 私は大学卒業後、母校の獨協医科大学消化器内科で最先端の内視鏡診療を学び、その後は国立病院で地域医療を数年経験しました。その際、今の日本の地域医療で必要とされるものを考えた結果、消化器内科の視点から“がんの早期発見・治療”に行き着いたんです。日本人の約半数はがんで亡くなっています。そのうち部位別に見ても、胃がんと大腸がんは男女とも高い死因になっています。がんは早期発見により治る確率があがります。でも、検査を受けていないがゆえに失われる命が多く存在しているんですよ。
 
石黒 がん検査の大切さは親から学びましたよ! 私の母は心配性で、検査を頻繁に受けていましたが何も異常がなかったんです。一方、自営業を営む父は健康診断すら受けていなかったんです。それで、家族が頼んで検診を受けてもらったら、病気の早期発見につながりました。そのときは本当に安心しましたし、定期的な検診の大切さをあらためて知るきっかけになったんです。
 
土田 それは良かったです。私の立場としてはがんを早期発見し、一人でも多くの方に長生きしてもらうことを最も大切にしています。しかし、検診を受けて検査することの大切さが世間一般的には十分に認知されていませんので、まずは気軽に内視鏡検査を受けられる体制づくりと、イメージの改善に尽力しています。
 
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石黒 土田代表のおっしゃる意味はよくわかります。私は胃カメラ検査をしたとき、始まるまでにとても長い時間待たされました。その経験がトラウマになってしまい、検査を受けるのは大変だなぁと思ってしまったんです。やはり世間では、待ち時間や検査時間の長さ、検査への恐怖心といったマイナスイメージのほうが強い気がします。正直、相当な不調がない限り、検査を受けたくはないですからね(笑)。
 
土田 そうですよね(笑)。先ほどのお父様のお話では、検査によって「病気が見つかって困った」ではなく、「早期に見つかって良かった」というポジティブな結果になっていたと思うんです。そういった発想の転換も周知しながら、検査に対する負のイメージを少なくして、早期発見のメリットを伝えていきたいです。