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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

福祉業界28年のプロが
理にかなった介護を目指す

 

元気な高齢者を支える精鋭集団

 
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阿部 小林社長は、福祉関係のお仕事をされてどのくらいになるのでしょう?
 
小林 もう28年になりますね。この業界に飛び込むまでは、設計の仕事をしていたんですよ。しかし、ちょうどバブルが弾けたあたりで、仕事量も減る一方になってしまいましてね。そのときに、これからはどんどん高齢化も進んでいくだろうと考え、26歳の頃に特別養護老人ホームで働き始めました。
 
阿部 私も学校のボランティア活動の一環で、特別養護老人ホームにお邪魔していた時期があったんです。このお仕事って本当に大変ですよね。
 
小林 そうですね。寝たきりの方もいらっしゃれば、体は元気だけれど認知機能の低下が出てきてしまう認知症の方もいらっしゃいます。ここに通ってきてくださる方には、できる限り元気に今の生活を続けてほしいと思っているんです。
 
阿部 私もボランティアに行かせていただいたので、現場の雰囲気はなんとなくわかります。そばで見ていて、働いていらっしゃる方たちは肉体的にはもちろん精神的にもすごく負担がかかるだろうなと思っていました。
 
小林 ええ。でも、ここに来てくださる皆様は、「寝たきりになりたくない」「運動したい」「外に出たい」「話したい」というポジティブな方が多いんですよ。
 
阿部 確かに全体的に活気があって、お元気な方が多い印象です。
 
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小林 特別養護老人ホームにいたときは、私自身「やってあげる」「支えてあげる」という姿勢で働いていたように思います。でも今は、「ご本人が持っている力を引き出せるようなサポートをしたい」という気持ちが強くなりましたね。
 
阿部 お年を召した方にもまだまだ秘められた可能性があり、その潜在能力を引き出すお手伝いをされていると。素敵なスタンスですね。小林社長が長年培ってこられた知識とご経験があるからこそできることなのでしょう。
 
小林 ありがとうございます。一緒に働くスタッフにも支えられていると感じますね。現在スタッフが2人おりまして、1人は精神科の認知症専門病棟で働いていた方なんです。もちろん介護福祉士の資格も持っているプロ中のプロなんですよ。もう1人はヨガインストラクターの仕事をされていた方で、言わば運動の楽しさを伝えるプロですね。
 
阿部 まさに、精鋭集団なんですね。そして、小林社長ご自身はこの道28年のプロですから、通っていらっしゃる方々もそのご家族も心強いでしょうね!