千葉　これまで幅広い現場に携わってこられた辻社長。D-PROOF株式会社さんならではの強みをぜひお聞かせください。
 
辻　お客様に施工の仕上がりをご納得していただけるよう、関わった現場の施工部分のビフォーアフターをすべて写真に撮り、共有しています。
 
千葉　施工の前後を写真で撮影されるんですか？　手間がかかりますね･･･。なぜそれを行っておられるんでしょう？
 
辻　先ほど千葉さんもおっしゃっていたように、屋根や屋上は、お客様が状況を把握しづらい場所ですよね。安全上、作業工程をすべてお見せできるわけでもありません。とはいえ、私たちがいくら建物の健康を守るために一生懸命頑張っても、それがしっかりと伝わらなければお客様に不安を感じさせてしまいます。そのため、安心していただくには施工を可視化する必要があると考え、現場の写真を撮ってシェアすることにしたんです。
 
千葉　なるほど。写真がお客さんの安心材料になるんですね。しかも、「こんなふうに施工しました」と丁寧に説明もしていただける。外観なら私たち素人でも、きれいになったということくらいはわかるものの、中身の部分まではなかなか把握できません。細部までしっかり視認できると、すごく安心感がありますよ。写真に残すというアイデアは、どこから生まれたんですか？
 
辻　行政のお仕事をさせていただいたとき、「ここはどうなっているの？」「写真はないの？」と聞かれることが多かったので、すべての現場を写真に残しておこうと考えるようになりました。