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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人々の暮らしを支える
張り巡らされた配管の力

 

設備業界一筋20年、紆余曲折を経ての独立

 
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水野 赤嶺社長がこのお仕事を始められたのは、中学生のときとうかがいました。そこから約20年を経て、2022年に株式会社ツリー設備工業を立ち上げられるまでにはさまざまなご苦労があったと思います。最初に設備業界に身を置かれたきっかけは何だったんでしょうか。
 
赤嶺 中学3年生でアルバイトを始めたのがきっかけですね。卒業して、アルバイト先の会社にそのまま入社しました。
 
水野 建築業界全体の傾向として、入ってもすぐに辞めてしまう人が多いと聞きます。若くしてこの業界に入られて、大変ではなかったですか?
 
赤嶺 大変でしたね(笑)。最初に入社した会社では8年働き、当時は「背中を見て覚えろ」という風潮でしたから、とにかく現場で鍛えていただきました。少人数の会社だったので、自分で何でもやらなければならない過酷な環境だったんです。でも逆に、そういう環境だったからこそ、成長できたんだとも感じています。
 
水野 8年勤めた後は、転職なさったのでしょうか。
 
赤嶺 はい、結婚を機に、経済的にも社会的にも安定した生活を送りたいと考えて、転職を決意したんです。その転職先の会社では、約10年働きました。
 
水野 責任感を胸に、着実にキャリアを積まれたという印象です。
 
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赤嶺 福利厚生はもちろん、仕事に使う作業着や道具などもすべてそろえていただき、非常に働きやすい恵まれた環境でした。社長もとても器の大きい方で、今でも私たちの会社に仕事を回してくださっています。その方のように独立した者をサポートしてくださる、というのは珍しいことなんですよ。今の私が在るのも、前職の社長のおかげです。
 
水野 赤嶺社長のことをすごく応援してくださっているんですね。在職時代の真面目な働きぶりが目に浮かびますよ。独立はいつ頃からお考えだったんですか?
 
赤嶺 働き始めた当初から、ゆくゆくは社長になりたいという思いはありました。最初の会社で技術を叩き込んでいただき、次の会社では働く楽しさを教えていただき、2つの会社でかけがえのない経験をさせていただいたことに、深く感謝しています。