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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

高レベルな技術と姿勢で 
幅広い外壁工事に対応

 

受け継いだ職人魂でどんな塗装にも対応

 
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矢部 ハイレベルな職人集団の親方である仁志社長。ご自身はこれまで、どんなキャリアを積まれてきたのでしょうか。
 
仁志 塗装の世界に入ったのは、今から21年前の1996年で、それまでは解体業など他の建築関係の仕事をしていました。建築関係の仕事をほぼ経験してきた中で、作品づくりに通じるような達成感と充実感が一番あった、塗装業の魅力にのめりこんだんです。
 
矢部 後から、「あれは俺が手がけたんだ」と自慢できるお仕事ですもんね。独立までは、やはり修業をされたんですか?
 
仁志 はい。それも厳しい師匠のもとで(笑)。そのうえ仕事は大変だし、給料は安いしで、修業中に別の会社に移ったこともありました。でも「こんな楽な作業で、これだけの給料をもらっていいのか」と思うような環境だったので、1ヶ月で師匠のもとに帰ったんです。
 
矢部 あ、「楽な環境だ。やったー!」とは、ならないんだ。
 
仁志 真剣に仕事を学ぶには、師匠のところしかないと思ったんですよ。実際、心の持ち方や技術、礼儀作法など、今の私に通じることをたくさん教わりました。
 
矢部 職人としてのあり方や誇りを、しっかり受け継がれたんですね。
 
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仁志 はい。それは今も常に強く意識しています。それから、職人として「できない」とは決して言わないようにしているんです。例えば弊社では、滅多に依頼のないエレベーター部分の塗装や、現場での急な依頼にも対応しています。特に現場での急な塗装依頼は、塗料を急遽用意する必要があることから、その場での対応は難しいとされがちです。でも私は、その場にある色を混ぜて指定の色をつくることができるので、ご依頼に応えられるんですよ。
 
矢部 へぇ~、その場で色をつくれるなんて、さすが塗装のプロ!
 
仁志 300種類以上ある色の、どれをどう混ぜればどんな色になるか。そのコツを学ばせてくれたのも、師匠です。ですから私が若い職人にコツを教えることで、今度はその職人がまた下の世代に教えて・・・と、技術を伝承していければと考えています。