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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

仕事に役立つ研修で
人材育成を改善したい

 

人材育成を改善すべく、研修内製化を支援

 
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 オーバルマネジメントさんの研修プログラムは、豊かなキャリアに培われた藤本式メソッドを貫かれているわけですね。世間にはいろいろなセミナーが溢れていますが、本当に仕事に役立つものがどれほどあるのか、考え込んじゃうなぁ・・・。
 
藤本 城さんはそうおっしゃいますが、1990年代に入り、研修の数は減っているんですよ。理由は、不況で職場の人数がぎりぎりになり、社員を研修に出す余裕が会社になくなったからです。そのため、人材の成長が遅れているように感じます。
 
 それは日々、研修の現場で実感されているのですか?
 
藤本 はい。40代の新任管理職の方々も、仕事の技が少なく感じます。頭は良く、知識は豊富なのですが、15年程前の同年代の人々のほうが仕事を進める技を多く持っていた印象があります。当時の社会人は、研修などでいろいろなことを学ぶ余裕があったことも一因であると捉えていましてね。今の人は仕事に追われがちで、研修に参加する時間が取れないですし、あっても時間も短いと感じています。
 
 目前の仕事をするだけでは、社会人として成長しづらいということでしょうか。
 
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藤本 そう思いますね。日頃の職場を離れ、客観的に仕事を考える機会を持つことが、中長期的な成長につながります。そういう意味で研修は最適で、もっと参加者が増えて時間も増えれば企業や社会も活性化するはず。そこで私は、研修内製化の支援という新規事業を始めました。社員が講師を務めて社内で研修を行えば、時間や費用もかかりません。この研修内製化を普及させるために、20年以上かけて築いたメソッドを広めていきますよ!
 
 えっ! 言ってみれば、知的財産を公開しちゃうわけですよね。惜しくありませんか?
 
藤本 研修業界へ恩返ししたいので、全く惜しくありません。それに、人材育成を見直す時期に来ている現代社会へ貢献したい気持ちもあります。研修の内製化で「就職から10年で課長、20年で部長」になれる人が増えてほしいです。私は40代までは管理職としてバリバリ活躍して、50代で「平社員戻り」もあると考えています。50代で「平社員」に戻り、管理職や役員という肩書がなくとも70代まで自力で勝負できる人も増えるといいですね。
 
 お話をうかがって、藤本社長が大きなビジョンのもと学びの場を増やそうとされていることがよくわかりました。多くの人が自分らしく働けるように、藤本式メソッドが浸透するといいですね。これからも頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
新しいことをやること、常にチャレンジし続けることです。そこに年齢もキャリアも関係ありません。チャレンジのない人生なんてつまらないじゃないですか。
(藤本邦之)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 有限会社オーバルマネジメント
 ■ 本社 〒188-0011 東京都西東京市田無町2-14-9 田無マーシャンハイツ501
 ■ 事業内容 研修などの人材育成事業/企業診断などのコンサルティング事業
 ■ 設立 平成14年1月
 ■ 従業員数 2名
 ■ 主な取引先 一般社団法人日本能率協会/株式会社ウインズ/トヨタ自動車株式会社 など
 ■ ホームページ http://oval-mgt.com