一人ひとりの“声”を引き出す
自分を知り、自分で整える『声の教育』
自分自身で考え、自分らしい表現を磨く

DONNA 私は、声はその人自身であり、その人を映す鏡だと思っています。心の状態も、思考も、体の状態も声に表れるんです。最終的に生徒さんが目指すのは、表現することです。発声の土台には姿勢や体の使い方がありますが、表現には、その人が何を経験し、どう考えてきたかまで反映されます。ですから生徒さんたちには、歌だけでなく、さまざまなことを自分自身で経験してほしいと伝えています。
水野 技術を教えるだけでなく、人としての成長まで見ていらっしゃるのですね。
DONNA ええ。歌の技術はもちろん大切ですが、それだけで人の心を動かせるわけではありません。自分の思いを伝え、人の心を動かすためには、また別の技術が必要なんです。今は検索やAIで簡単に正解が見つかる時代ですが、それが本当に自分にとっての正解なのかはわからないものです。そのため、自分なりの答えを考える力も、表現を磨くためには必要です。また、「あのアーティストのように歌いたい」と思っても、その人とは体という楽器が違いますから、同じ表現ができるとは限りません。だからこそ、生徒さんたちには、自分自身を知って、自分で考えて選べる人になってほしいんです。
水野 本当に素晴らしいお考えだと思います。驚いたことに、ここまでお話をうかがってきた中でボーカルテクニックの話はほとんど出てきませんでしたね(笑)。それだけ、本質的な部分を大切にすることがDONNA先生のメソッドなのだとわかりました。自分の持ち味を生かし、人の心を震わせる表現ができるようになるためにも、人生そのものを楽しみながら、さまざまな経験と向き合っていくことが大切なのですね。

水野 声の技術を教えるだけでなく、一人ひとりが自分自身と向き合い、自分の声で表現できるよう導くDONNA先生の熱い思いが伝わってきました。ここで学んだことは、きっと歌や演技の場だけでなく、人生そのものにも生きていくのだと思います。これからも、唯一無二のDONNAメソッドを多くの方へ届けていってくださいね!
「仕事を楽しむ」とは‥
人生そのものを楽しむことですね。たとえ望んだものでなくても、どんな経験も自身の夢や目標につながるかもしれないと考え、全ての出会いを「自分の目標につながる道」と捉えて向き合う。それが人生の楽しみであり、私にとっての仕事の楽しみにもなっています。
(DONNA)

