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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

一人ひとりの“声”を引き出す
自分を知り、自分で整える『声の教育』

 

30年以上の研究から生まれた独自のメソッド

 
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水野さんに発声指導を行うDONNAさん
水野 あらためて、DONNA先生がどのように発声を教えるに至ったのか、これまでの歩みについてお聞かせください。
 
DONNA 私は幼い頃からピアノに親しみ、10代前半には歌手を志していました。R&Bが好きだったものの、当時日本には専門的に教えてくださる先生がなかなかいませんでした。それなら自分自身で研究するしかないと思い、独学で発声法を学び始めたんです。そして、18歳の時にニューヨークへ留学し、帰国後の2008年に歌手としてデビューしました。
 
水野 教えてもらえる環境がないなら、自分自身で研究するという行動力が素晴らしいです。その強い思いを胸に経験を積み、本格的にデビューを果たされたわけですね。
 
DONNA ええ。そして同じ年から、歌手活動と並行してヴォーカルコーチとしても指導を始めたんです。自分自身が発声を研究し続けたことでデビューにつながった経験から、それを誰かにも伝えたいという思いがありました。また、人に教えることで、自分自身の発声や歌唱への理解もさらに深められると考えたんです。それで当初は、大手のスクールに勤めて経験を積んでいったんですよ。
 
水野 ご自身の経験を人に伝えることが、同時にDONNA先生の学びにもなっていたのですね。そこから、今の指導スタイルに至ったきっかけは何だったのでしょう。
 
DONNA ただ、決められた方法に沿って教えているだけでは生徒の上達に限界があると感じるようになりまして。そんな時、体の専門家から「身体操作」という、体を自在に扱うためのトレーニングを学ぶことを勧められました。私自身もそれを実践すると、声にも変化があったんです。そこで、「声は体から出るのだから、歌うことだけを考えていては駄目なんだ」と気付きました。
 
水野 ご自身の体験から、考え方や教え方が変わっていったのでしょうか。
 
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DONNA ええ。その後は、武道や格闘技などにも体の動かし方のヒントを求めつつ、目の前の生徒をよく見ることを何よりも大切にしてきました。一人ひとり体の使い方は違いますし、その人の職業によって求められる発声もさまざまです。全員に同じアプローチが適しているとは限りません。だからこそ当スクールでは、一人ひとりの体や声の状態に合わせた最適なアドバイスを行っています。一つの“正しい声”に当てはめるのではなく、その人の“本来の声”を引き出すことを大切にしているんです。
 
水野 まさに研究者のような考え方だと思います。発声と向き合い、検証を重ねてきたからこそ、DONNA先生独自の“DONNAメソッド”として確立されたわけですね。
 
DONNA おっしゃる通りです。もともとは、歌唱のための発声法から始まったんです。でも、こうして30年以上もの間突き詰めるうちに、もっと根本にある“声”そのものへ行き着きました。今では歌手や俳優、声優などプロの方はもちろん、子どもから大人まで幅広くレッスンを行っています。