障がい当事者が運営し
地域とつながる福祉の形

濵﨑 当事業所では“障がい者がつくるケーキ”を売りにするのではなく、本当においしいケーキを提供するため、プロの方に指導にも来ていただいているんです。そのうえでオーダーや調理、製造、ラッピングなど、利用者さんそれぞれの得意なことやできることに取り組んでいただいています。
タージン そういった取り組みを介して、地域の方と触れ合えるわけですね。
濵﨑 はい。その一環として、地域の高齢者の方に手づくり弁当をお届けする宅配サービスも行っているんです。プラスアルファのサービスとして、10分100円で庭の草むしりや近所での買い物、荷物の移動といった生活するうえで困っているご用事のお手伝いもさせていただいています。
タージン お年寄りの方にとっては便利なうえ、会話の機会にもなりますね。事業所の利用者さんも、誰かの役に立っている充実感が得られそうです。
安福 そこなんです。特に精神障がいがある方は、誰かに何かをして喜んでもらえる機会がそれほど多くありません。だから、地域の高齢者の困りごとを解決する作業を通して、人から感謝され、笑顔を向けられる体験をしていただきたいと思っています。
タージン サービスを軸にお互いを認め合える、理想的なモデルケースだと思います。20年にわたり事業を続けてこられて、今後はどのような方向を目指しておられますか?

タージン そのためには、常にアンテナを張り、人や世相を観察することが必要になってきますね。利用者さんに寄り添い、実り豊かな成果を出しているひやしんすさん。これからも地域の皆さんに愛される場所をつくり続けてください!
「仕事を楽しむ」とは‥
利用者さんと一緒に悩んだり考えたりしながら、日々寄り添っています。そうした中で、利用者さんが一歩ずつ前進して希望を実現する瞬間に立ち会えることが、すごく楽しいですね。
(濵﨑光弘)
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