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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

実用品をファッションへ 老眼鏡で新市場を拓く
有限会社ティー・エヌ・エンタープライゼス/READER'S eyewear 代表取締役 野村敏之

 
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インタビュアー 村田諒太(元ボクシングミドル級世界王者)
村田 ファッションとして楽しめる老眼鏡の企画・製造・販売を手がけるREADER'S eyewearを運営する有限会社ティー・エヌ・エンタープライゼスの野村社長。ホームページを拝見して、ネックレスやペンダントとしても使えるおしゃれな老眼鏡という発想に驚きました。2026年で30周年を迎えると聞きました。でも、最初は販路開拓にご苦労されたそうですね。
 
野村 独立創業時は全てが初尽くしで、商材や販路開拓は手探りでした。飛び込みで訪問・提案しても、なかなか相手にしてもらえない。その時に得た教訓は商品力が大切ということ。そこで、偶然見つけた面白い老眼鏡商材を無謀にも三越本店に営業しました。すると当時の部長さんが老眼世代で「これはすごい」と幸運にもご評価をいただけた。当時はおしゃれな老眼鏡が国内では皆無だったうえ、将来は高齢化で需要があると直感しました。それで、1階の婦人雑貨でファッションアイテムとして売ってみたいと訴え、机ひとつのスペースをいただき、自身で販売を始めました。
 
村田 その行動力が、ブルーオーシャンを切り拓けた鍵に見えます。
 
野村 はい。直観で動いたのが奏功しました。「自分はどうしたいのか。それを達成するには」を真摯に考え、閃いたら即動く。当時は「おしゃれな老眼鏡を世に広めたい」という使命感をなぜか純粋に持てたからこそ、できたことだと思います
 
村田 販路を獲得したとはいえ、この30年でリーマンショックや震災、コロナ禍など、事業環境は厳しい局面もあったはずです。続けられた原動力は何でしょう。
 
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野村 「こういうのを待っていた!」と喜んでくださるお客様の声です。結局、弊社を支えてくれたのはいつもお客様と、オリジナル商品でした。2023年に浅草の松屋に移転してからも、銀座時代のお客様がわざわざ来てくださるし、新しいお客様も増えました。首から下げる装飾品に見えるけれど、実用品としても使える。その新しい価値を丁寧に伝えています。現在はネット販売中心の時代になっておりますので、固定観念を捨て、もっと楽しいアイデアを創出しながら、商品を広めていきたいです。全国のファンの方々を大事にし、今後も頑張ります!
 
村田 商品の素晴らしさを信じ、行動力を発揮して市場をつくった姿勢は、どんな業種にも参考になりますね。今後もファッションとしての老眼鏡をスタンダードにしていってください。応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分の心が楽しく取り組めること。仕事は大変なことも日々多いけど、明るく喜んで進んで楽しむ。真摯な仕事でお客様を喜ばせて喜びを得て、その喜びを一緒に働く仲間と共有する。喜びと“いいね”が広がる瞬間が続いていくこと。提供する側が喜ぶと、その喜びが価値として周りに伝わると思います。
(野村敏之)
 

:: 企業情報 ::

有限会社ティー・エヌ・エンタープライゼス/READER'S eyewear

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